昨日は主人の引退セレモニーでした
主人と出会って約7年
男子ダブルスで世界選手権にてメダル獲得
北京オリンピック出場
信太郎さんが道がないところに道を作ろうと
もがき苦しんでいる姿です
プレッシャーや周りからの期待やプライド
抱えているものが大きすぎて
なかなか眠れなくて何日も朝方まで語り合ったり
夢でうなされていたり
主人の背中がどんどん小さくなっていく姿を見て
妻としては心が痛む日もありました
私にできることと言えば、主人を信じ
味方でいることくらいで
自分の微力さに悔しい思いをしたりもしました
「後輩のために一つでも多くの道を作る。
僕がそうすることでバドミントン選手としての
可能性が広がり、選択肢も増える。
そして、やがてはバドミントンの普及に繋がる
それが今の僕がするべきこと」と、主人は
何度も私に話しをしてくれました。
時には自分に言い聞かせるように。。
引退試合後、「後悔はない?」
と主人に質問してみました
彼の答えはここには書きませんが
彼のその時の顔は晴れやかで
でも、どこか寂し気でした
先日、二人で語り合っている時に
「自由にやりたいことやらせてもらって
マコや家族にはたくさん負担を掛けてしまって
ごめんね。今まで支えてくれて本当にありがとうな。」
と主人が言ってくれたのですが
今の私にはバドミントン選手の妻として
主人と共に歩めたことに感謝の気持ちしかありません
本当に幸せでした
出会ってから私が知っている主人は
ずっと「バドミントン選手」という肩書きです
第二の人生どうなるか分からないから
不安じゃない?
と、付き合い始めた頃からよく主人に聞かれるのですが
昔も今も
全く不安はありません
正直、私にとって「肩書き」はどうでも良くて
「池田信太郎」と人生を歩んでいくことが
楽しみでなりません
妻としての唯一の願いは
主人が一番やりたいと思うことを全力でやって欲しい
彼らしく生きて欲しい
ただ、それだけです