炭水化物抜きダイエットの問題点!その1 | 紐育潤「夢を叶える☆NYのアロマ魔女」オフィシャルブログpowered by Ameba

炭水化物抜きダイエットの問題点!その1

女子高生のとき、これに近いダイエットをして、100キロの体重を48キロまで落とした。
しかし、貧乳の気持ち悪い女子高生になった。
貧乳だから、振られたのかどうかはわからないが、
片思いの男子に振られた。
その男子は私より明らかにブスの巨乳を選んだ。

ブスでも巨乳のほうが価値がある世の中。

今になってわかった。

あのときは、なぜ振られたのかぜんぜん理解できなかった。
だって、私のほうが、
誰が見たってかわいかったんだから!!!!

そう!!
世の中の
男は巨乳が好きなのだ!!!

世界中どこでも!!!

そう、このダイエットの問題は、まず、体重は減るけど、美しくやせれないのだ。

そして、必ずリバウンド!このダイエットをやめると必ずリバウンドだ!!!

また、他の文献では、どうやら、体臭もきつくなるらしい。

そして、便秘や心筋梗塞、大腸がんのリスクが1,6倍。

以下、も少し炭水化物抜きダイエットについて詳しくのべたものを紹介しよう。
詳しく言うと、「低炭水化物ダイエット」というのが正しいらしい。


1.ローカーボダイエットの理屈
確かに、炭水化物の取りすぎは、中性脂肪の増加の一因でもあります。ですので、その炭水化物を制限すると言う考え自体は間違っていません。
しかし、ローカーボダイエットは、そんな単純なダイエット法では無いんです。
正しい知識抜きで実施するのは危険です。

先ずはその理論と注意点について纏めていきます。

(1)基本知識
・脳は、7.5g/時の割合で糖質を消費。よって人間が生きていくためには一日あたり180gの糖質が必要。その脳のエネルギー源として蓄えられる肝グリコーゲンであり、肝グリコーゲンの許容貯蔵量は100g。一度の食事により最大13時間分のエネルギーしか蓄えることが出来ない。

・肝グリコーゲンの残量が20gを切ると、肝グリコーゲンの枯渇を防ぐため、糖新生により、蛋白質(アミノ酸)から糖質を作り、それを脳のエネルギー源に当てる。

・糖新生の能力には限界があり、アミノ酸から生成できるグルコースの量は一日に80g程度。よって、糖新生のみでは100g不足することになる。糖新生のみで脳のエネルギー源を100%補給することは不可能。

・アミノ酸による糖新生では対処できなくなってくると、体は緊急非常処置として、糖新生によりアミノ酸から生成したグルコースを利用する糖代謝経路から、中性脂肪を分解する際に副産物として生成されるケトン体を利用する脂質代謝経路へ切り替える。ケトン体を利用し始めたら脳の活動能力が一気に低下し、一日の脳の糖質消費量は180gから44gまで激減する。基礎代謝の大幅低下を招き、体力、抵抗力、思考能力、全てが低下する。


以上を踏まえた上で、
(2)グルコガン分泌の増加
炭水化物を絶ち、一日の糖質の摂取量を20gに制限することにより、常に低血糖状態を作る。その結果、栄養不足状態を補うために、体はグルコガンという中性脂肪の燃焼を促進させるホルモンを大量に分泌させ、中性脂肪が大量に消費されることになる。

(3)糖新生
肝グリコーゲンの残量が20gを切るような低血糖状態が続くと、糖新生によりアミノ酸からグルコースを生成量が一気に増える。この糖新生の能力により、たとえ糖質を絶っても血糖値が下がりきることを防げるため、低血糖状態を維持することができ、グルコガンの分泌が多い中性脂肪が燃焼される状態を常にキープすることが出来る。

(4)ケトン体
人間の体は、普通の状態では、肝グリコーゲンや糖新生によりアミノ酸から生成したグルコースをといった糖を脳のエネルギー源として利用するが、ケトンモードに入ると、脳へのエネルギー源すら、脂質から取り出して利用するようになる。(ケトン体は脂質を元に生成されるので)。これにより、脂質の消費割合が増える。

(5)食事内容復旧
2週間を目処に、糖質の摂取量20gといった制限を解除。低血糖状態に体を慣れさせた上で、一週間あたり糖質の摂取量を10gずつといったように徐々に増やしていき、3ヶ月程度かけて最終的に180gにまで戻す。この期間を回復期と呼ぶ。回復期を経て元の食生活に戻る。


まとめると、
・糖新生という能力により、中性脂肪が絶えず燃焼する低血糖状態を長時間維持するこが出来る。
・ケトン体モードになると、脂質消費割合が増える。
・ケトン体は強い食欲減退効果も持っているため、空腹無しに減量することが出来る。

↑これはよいことだね!

しかし、まだまだ!!これで終わらない!


2.回復期
このダイエットで忘れてはいけないのは、回復期の存在です。

空腹感と言うのは、血糖値の高さといった絶対値ではなく、ある血糖値からどれだけ下がったかかといった相対値で決まるんです。

分かりやすく言いますと、
例えば、元々肝グリコーゲンの残量が30gしかなかった人が、20gにまで下がったとします。血糖値は非常に低い状態ですので、強い空腹感を感じるかと言うと、決してそうではありません。その理由は、たとえ糖質の残量が少なくても、30g→20gと、糖質の減った量が少ないからなんです。

同じよううに、例えば100gの人が50gにまで下がった場合、血糖値はまたそこまで低くは無いんので、それほど空腹感が無いかというと、そうではありません。100g→50gと、減った量が多いため非常に大きな空腹感を感じるんです。


この現象に注目すれば、
慢性的に食べ過ぎている人は、常に高い血糖状態にあります。そのような人は、インシュリン感受性も悪く、ちょっとでも血糖値が下がっただけで、大きな空腹感を感じます。その結果、慢性的に食べ過ぎてしまう傾向があるんですね。

ローカーボダイエットとは、そのような普段は高血糖状態を維持しているような人を、一度無理や血糖状態にさせることに一番の意義があるんです。最初は血糖値の落ち幅が非常に大きいため、極度な空腹感に襲われ非常に辛いのですが、そこは頑張って低血糖にまで落としきり、そのある程度低い血糖状態を続けることにより、相対的な血糖値の下げ幅が少なくなりますので、空腹感は軽減されてくるんです。それにより、食欲をコントロールできるようなる、と言うのが目的です。

ローカーボダイエットの真髄は、その期間に痩せることを目的にしているのではなく、低血糖の状態を無理やり作ることにより、常に食べ過ぎているような食生活を一度リセットし、最終的に正常な食生活に戻すことにあるんです。
ローカーボダイエットの考案者も、ケトン体モードのような状態が決して健康的に良くないことくらい分かっています。

ですので、何ヶ月もダラダラやるのではなく、あえて2週間という短期間でのきつい糖質制限と、その後の回復期で構成されているんです。


それではつぎに注意することに続きます!

8時間ダイエットはこんなにきつくないよ!




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