DJパトリックの死から感じること | 紐育潤「夢を叶える☆NYのアロマ魔女」オフィシャルブログpowered by Ameba

DJパトリックの死から感じること

ここ数日パトリックのことを書いてからいつものPV数の60倍も上がっていてびっくりしています。

パトリックが募った募金サイトはたったの14人しか募金してくれなかったのに、亡くなったらこんなに注目されるのも悲しい世の中ですね。

去年の秋にみんなが気づいてあげていればよかったかもしれない。
もうあとのまつり。死人に口なし。


このブログ読んで何かを変えていこうと思った方!募金活動に協力お願いします。
お金に余裕がなくて募金はつらい方は、ツイッターでフォローしたりフェイスブックでいいね!を押したり、イベントを広めるだけでも大きな助けになります。

4月28日の東京レインボープライドの募金ページ

http://tokyorainbowpride.com/donate

このサイトをツィートしてください!!!!


時間があったら、4月28日代々木のイベントに参加していただいても。

そしたらあなたも世の中の役にたち、DJパトリックの死も無駄にならないとおもう。




今回問題があったので、ブログの訂正と説明をします。

以前の記事で、パトリックが亡くなったのはTくんのせいだと誤解をする方がいたそうです。

私は、そんなことは一言もいっていなく、私の誤報でもなく、そのブログを読んだ方の誤解です。

ですからそこは削除しました。

それは全く違います。

私が言いたかったのは去年にパトリックがドネイションページをつくって投稿したサイトのhttps://fundrazr.com/campaigns/bMrnd募金協力が少なかったので、もし募金のもっといろんな人の助けがあったら延命できてたかもしれないということが言いたかったのです。それは彼にたいしてではなく、全体の人に対してのことなんです。

T君のことを思い出したのは、過去2006年に他のゲイアーティストが暴行された件でネット上での募金協力断られたことが悲しく冷たいなあとトラウマが残り、そのときの解ってもらえない悲しい感情がこみ上げてきてしまい、今回のブログで思わず吐き出してしまいました。
それが他の文章とのからみで誤解をうけたみたいです。

もっと詳しく書きます。このときのこと。2006年NYCでは酷い差別暴行があり、ゲイコミュニティーのスターやヒーロー的存在のケヴィン・アヴィアンスが、イーストヴィレッジで酷い暴行を受けて、死にそうな目にあったのです。
On June 10, 2006 while exiting the Phoenix, a popular gay bar located in the East Village section of Manhattan, Aviance was robbed and beaten by a group of men who yelled anti-gay slurs at him. Four suspects were arrested under New York's hate-crime law, but reports say up to seven men were involved in the attack.[10] Aviance was not dressed in his gender-bending performance clothes but as a boy, he had to have his jaw wired for a month.[11] He also suffered a fractured knee and neck injuries as well as blows to the face.[12] Despite suffering a broken jaw, he insisted on appearing in the city's gay pride parade later that month.[13]
On March 21, 2007 all four assailants pled guilty, receiving prison sentences ranging from 6 to 15 years in plea agreements that included hate crimes embellishments. The four young men, who range in age from 17 to 21 years old, [would have] faced up to 25 years each for the attack, had they been found guilty in a trial. All had been charged with gang assault as a hate crime.
2006年6月フェニックスというイーストヴィレッジのゲイバーからでてから、ケビンはアンチゲイのティーンエイジャーグループの強盗と暴行にあったんです。ケビンは女装でなくて普通の格好だったのにもかかわらず7人もの男たちがこの暴行にくわわり、あごの骨をやられ、一ヶ月もワイヤーをいれていないといけなかった。顔、首、ひざなどを打撲させられた。この年のゲイプライドにはあご骨折してるにもかかわらず、ひざに包帯をまいて、杖をついて、参加した。
判決はこの少年らに25年ジェイルにぶち込むことになった。

こんなことがあって、いてもたっても居られなくなった私は募金を日本にむけて働きかけることにした。そのとき、すぐに2000年くらいにケヴィンを東京に呼び寄せイベントをしたT君のことを思いついた。わざわざNYCからケビンをよんだTくんだからこんな大変なめにあってるケビンのことかわいそうにおもうだろうと思って、協力してくれると勝手に信じていた。しかし、答えはちがかった。そのときに「なんて冷たいんだろう」と思った。私はお金は要求したわけでなく、MIXIに募金呼びかけを載せてほしかっただけだったのに、とても悲しかった。
そのあとから、「ああ日本人はだれも協力なんてしてくれないんだろうな」ってあきらめの気持ちが生まれた。現にたった一人、ブログを読んでくれた一人の読者だけが募金してくれた。
その募金は小額だったが、ケビンにわたし、彼もうれしそうだった。あの笑顔が忘れられない。
そのあきらめの悲しみの気持ちが、パトの募金にお金が集まらなかった悲しい気持ちとリンクして、あの時の協力してくれなかったT君のことを思い出してしまった。怒りと悲しみとともに。文章もちゃんと表現できていなかった・仮名にするのも忘れてた。だから誤解を招いた。



パトリックとTくんは面識がないので、パトリックの死とT君は全く関係がありません。
ちなみにTくんはGAYコミュニティーに協力的で、決してへイターではなく、むしろフレンドリーでボランティアでGAYパーティーでDJもしたこともあるそうです。
そういった活動は先ほど本人から聞きました。

ですから、誤解しないで下さいね。

これは私が世間にはき捨てた言葉です。

「弱者には冷たいんだね。

弱くなった人間には冷たい寂しい社会。

金がものを言う世の中。強いものに従い、弱いものは無視される世の中。

金持ちが幅を利かせ私腹をこらす日本。

資本主義だからしょうがないといえばそうかもしれない。

自分が汗水たらして稼いだ金だから、なにに使おうと自分の自由だというのか。

日本の金持ちとアメリカの金持ちの違いは、そういった弱者に対しての施しだ。

日本とアメリカの富裕層、どちらも成金ばかりだと思うけど、
弱者に対してのトリートが違う。

金があまってる人たち、もうちょっと苦しんでる人たち助けてあげてもいいだろう。 

弱いものはごみくずのように死ねというのか。

パトリックの死は格差社会の結果でもあるのだ。」





以下


パトは、HIVポジティブだったけど、

それが理由というより、違う理由もあるとおもう。

FBの書き込みやツイッターからそうおもった。


パトは「貧困」により命を落としたのではないだろうか。


HIVポジティブの問題の他、ひざを痛め歩行が困難とか

仕事の収入がなくなり、

貧困に苦しんでいた。

そのストレスにより、病状がますます悪化したのではないだろうか。

去年の9月下旬の書き込み
「関わっていた事業が頓挫し、現在収入がありません。AIDS/ADHD/MSRA + 膝と首の関節を痛め歩行に杖が必要なほどで、外に出て働くことが難しい状態です。また、精神的にふさぎ込んでもいたのですが、次の一歩を踏み出すためにこのプロジェクトを立ち上げたという事ですが....
NEVER GIVE UP, NEVER GIVE IN!
Tokyo Creator/Artist Author/Activist team
Zero Cash and Homeless soon.We are sick from AIDS, Depression, ADHD, MSRA, Leg and neck damage.
Immediate needs:
Back rent for 4 Months RentFunds for Food,
Utilites and basic house hold goods for the next 2 months.
Short term needs:
Funds to find and relocate.
Pay medical,
legal and other fees.
Long Term needs include paying off all Debts and starting an NPO to help people like ourselves.」



去年のクリスマスの書き込み。
「THE WORST CHRISTMAS OF MY LIFE - WHERE IS THE LOVE?

I have 280 yen in my wallet and 0 in my bank account.
財布には280円、口座には0。

I have very little food in my kitchen and nothing for Xmas.
キッチンにはあんまり食べ物ない、クリスマスようの物は無し。

I can not really walk because of my knee injury. Emotionally I am in a very dangerous state.
膝のせいで歩けないから外にはあんまり行けない. 精神的にヤバい.

I feel very little Love from anywhere or anyone. Did I do something to have Saint Nicholas (Santa Claus) or even GOD to forget me or even HATE ME?
どんな所や人から愛はほとんど感じない。俺は性ニコラス(サンタさん)や神様にに忘れるや嫌いにになる事たったかな?」

4月1日の書き込み。
「ご飯ごちそうしてくれる人居ないかな?二日間ご飯食べてない!水曜日までに生活保護のお金の日までに56円。」



これを見ると、まるでNYC思い出す。

ここは東京なのに、アメリカ化している。

私も同じような経験したから、痛いほどわかる。
だから、ちょっとだけど、寄付した。
食べ物を寄付しに行った友達もいたよね。

ドネイションページ
https://fundrazr.com/campaigns/bMrnd

これ見るとわかるけど、寄付で得られた金額の少なさにびっくり。
28週間、7ヶ月でたったの850ドル。14人しか寄付してない。
8万円にも満たない額で7ヶ月生活できるわけないだろう。
生活保護を受けたとしてもその申請にも時間かかるだろうし、
薬や病院通い、それでは生活できない。


でもね・・・・

日本人冷たいと思った。

パトみたいにあんなに知名度あって、もっともっと友達もたくさん居ただろうに、

そんなに寄付金もらえてないのがわかる。

もし、もう少し多くの人が、パトの危機に気づいてあげていたら、

もうちょっとがんばれたかもしれないと思った。


弱者には冷たいんだね。

弱くなった人間には冷たい寂しい社会。

金がものを言う世の中。強いものに従い、弱いものは無視される世の中。

金持ちが幅を利かせ私腹をこらす日本。

資本主義だからしょうがないといえばそうかもしれない。

自分が汗水たらして稼いだ金だから、なにに使おうと自分の自由だというのか。

日本の金持ちとアメリカの金持ちの違いは、そういった弱者に対しての施しだ。

日本とアメリカの富裕層、どちらも成金ばかりだと思うけど、
弱者に対してのトリートが違う。

金があまってる人たち、もうちょっと苦しんでる人たち助けてあげてもいいだろう。 

弱いものはごみくずのように死ねというのか。

パトリックの死は格差社会の結果でもあるのだ。


下はアーティストののぎちゃんの書き込み。
のぎちゃんもパトのこと助けてあげてたんだって
知って、
優しいなと思った。



「DJパトリックの訃報を 友人から知りました
いま 死因が何か解らないのだけど 複雑な気持ちでいます

とりとめもなく書いています すこし ながいです


笑顔で「やりたいこと 沢山ある さっき言ってた事 もしやる時は連絡する」
と言う彼に対して
「またね」と答えたのが 最後のやりとりでした
彼とは そんなに親密な付き合いではなかったけれど
彼のSOSを知ったある日
お金とバイクに積めるだけのインスタント食品を持って 彼の家まで行きました
同年齢のせいなのか 違和感も無く
わたしは彼を「パトちゃん」と呼び 彼はわたしを「すみこ」と呼び
古くからの友人のように 楽しくおしゃべりをしました
彼には「夢」がありました わたしはただ 彼の夢の話を聞いていました

後日facebookの書き込みで 彼にお金も食べ物も底を尽きた事を知った時
「彼には沢山の友達がいるのだし わたしも生活にそんなに余裕は無いのだから
もっと余裕のある人に助けてもらえば良いのに」と思って駆けつけませんでした
でも もしかして それは どうなんだろう
だって いま こんなに複雑な気分になっているのは何故だろう
お金を持って行ってあげられなくとも 会いに行く事くらいは出来たんじゃないか
蕎麦くらいは奢れたんじゃないか と
否 そんな悔やむ気持ちだけが わたしを複雑な気分にしている訳でもないようで

朗報も訃報も facebookで知る
こうして 今思っている事を みんなに知ってもらう事が出来る
とても 便利だから わたしも便利に使っている
便利だから 無視する事も出来るし乗っかる事も出来る
関わっている様で関わらない 関わりたいと思いながら躊躇する
本当は気持ちも覗かれてるのに 全てバレてるのに
察していたのに 気付かないフリを わたしはしたのです
「無理」って いったいどこまでが わたしにとっての「無理」なのか
過ぎた事はしようが無いけれど
「これから」があれば 何か取り戻せる事もあるかもしれない
色んな事が頭を過る

彼が引越す前の家で「お礼に」と言って その場で焼いてくれたDVD
パトちゃんのDISCO BABY LIVE MIXES
家で聴こうと思ったら なんにも入ってなかった
わたしは彼のサインだけもらって帰ってきた事になった
彼には言わなかったけど それは 嫌だったからじゃない
それに 怒ったりも笑ったりもできなかった
あの時 ソファでパトちゃんの「これから」を聞いていた時間
PCは起動していた 流れ込むはずの「過去」は何処へいったのだろう
空っぽなのは何だろう
パトちゃんの言葉には「夢」が詰まっていただろう
大袈裟に言うけれど パトちゃんはわたしだ
でも 何も残らなかったわけじゃない 決して空っぽなんかじゃない
誰かが覚えてる

パトちゃん わたしはいま真っ白な音楽を再生しながら
「夢」と「空っぽ」について 考えています
ありがとう 安らかに
LOVE DISCO BABY」


下の本、二冊目も出版企画あったらしいんだけど、残念です。

パトリック・ボンマリートの生活と意見―僕の幸福論/木魂社

¥1,470
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