音楽にまつわる思い出~その8
その7からのつづき・・・
さて、ピアノを買ってもらったのに、
なぜだったか・・・ しばらくは、ピアノ教室に行かず・・・
最初にじゅんもにピアノを教えてくださったのは、
部活の顧問だった、
「丸婆」 = まるば~~~~
「エレクトーン習ってた子は、ダメ。
タッチが悪い癖ついてるから・・・」と、
ダメダメ言いながら、教えてくれました ![]()
バイエル や ハノン から練習。
「指、立ててっ!」 「また、指、寝とるよっ!」
ビッシビシ、怒鳴られながら~~~
そういえば、音楽室のグランドピアノ、
いつも、「まるば」のとばしたツバで、汚れてたな~~ バッチイ・・・ ![]()
最初に弾いた曲は、
ソナチネ(クレメンティ op36-1)
しかし~~
「まるば」は、公立中学校の先生。
一人の生徒だけに、いつまでも特別レッスンはできない~~
ということで、ついに、
家の近所で個人レッスンしている先生のところへ~~
この先生にはじゅんもと同い年の娘さんがあったけど、
わたしら庶民~~ とはちょと違い~~
私立のお嬢様学校に通っておられた~~~
庶民の生活を面白がって、学校のことなど訊かれて
よく、レッスンの後、お嬢様のお部屋でおしゃべりしたっけ・・・
この先生も、怒鳴りはしないけど、
なかなか厳し~~~い先生で、よく怒られたなぁ~~
しかも、
「タッチ強すぎ。そんなものすごい勢いで叩かなくても・・・」
いつも3冊の楽譜を練習。
「ハノン」 、「ブルグミュラー」、「ソナチネ」
「ソナチネ」は初級向けの曲集。
ところが、発表会前になり、急に「ショパン」をやるとおっしゃる。
「ショパン」は、どう考えても、上級。 中級とばしてますケド?
練習しても、弾けない弾けない・・・ 全然曲にならない。
結局、先生もムリと判断。
発表会では、別の曲「アルプスの夕映え」という曲を弾きました。
初級の上くらいかな・・・
その辺りで、じゅんものやる気はだんだん・・・ ![]()
「ショパン」がなぜそんなに弾けなかったかというと、
まぁ、実力がない、というのは当たり前なのだけれど、
大きな問題点は、「手が小さい」 ということ。
う~~ん、と手の平をいっぱいに広げても
1オクターブ(8個の鍵盤の距離)で、ギリギリ。
ギリギリでは やっと鍵盤にさわれても、叩けない。
ショパンの曲の中には、それ以上に離れた音の和音だって出てくるし、
離れた音と音の間にもタッチしなくてはならない音が2つとか、3つとか・・・
そうなると、もう絶対にムリなので、
音を間引きして和音を演奏するのだけれど・・・
そんなことは、楽譜に対して、インチキだし・・・ と、 その時は思ってた。
今になってみれば、
ピアノ弾くこと = クラシックの演奏家 というわけじゃなし、
好きな曲を楽しんで弾けるように練習すればよかったのだろうけど。
そんなことは自分では思いつきもしなかったし、
先生も、親も、まわりで音楽の道を目指し始めてる友達も、
やっぱり同じ考えだった。
「わたしにはピアノは無理。」
そう思い込んでしまったら、もう練習する気もなくなって・・・
もう一つには、
両親は、せっかく買い与えてくれたものの、
わたしがピアノを弾くことが、あまり好きじゃなかったみたい。
母には 「間違えるなら、弾かないで」 と よく言われたし、
(練習してんだから、普通、間違えるワサ)
結局、父の 「受験生が、ピアノ弾いてるかと思うと、こっちがイライラする。」
という言葉で、
ピアノのレッスンはおしまいになった。