書作品や書道用品が至るところに並ぶ街で、北京中心部にあって数少ない、趣の残っているところ


古くは科挙に落ちた人間が、帰りの旅費を捻出するため、墨や硯、筆などを売り始めたことが、この賑わいの始まりらしい


普通の中国人、観光客にはあまり縁のない場所だろうが、


幼き頃、各々書道をかじった我々夫婦には、何とも言えない懐かしさと落ち着きをもたらしてくれる



そんな落ち着いた雰囲気とは裏腹に、こじんまりしたお店にも、


一千万円、二千万円。。


10個はならんでるから、この一列だけで2億円!?


…などと、目を疑いたくなる値段の書画が無造作に展示されている



この文人墨客が集う街に、何人かの書道家がその場で作品を書いているアトリエ?があった


たいていは大きなサイズの作品で、なかなか家に飾る気になれないのだが、


手頃なサイズで気に入った書を見つけたので、購入した


そのまま販売員を額縁屋さんに連れていき、額縁をオーダーメイド



作品の価値は値段じゃないけど、予定通り出費を一万円くらいで収められたので、良い買い物が出来た



「観海聴濤」



海を観る 波を聴く



一応、硯や他の有名な書など、昔からよく使われている言葉らしい


家に帰って意味を調べてみたけど、いまいちピンと来ない



一方でこんなエピソードを発見


オバマ大統領が2009年に訪中したときに、袁偉という、有名な軍事歴史学者兼書道家からこの書を贈られたという



奥観海(オバマ)が、胡錦濤(こきんとう)の話を「聴く」



この一見皮肉とも取れる際どい冗談を、オバマ大統領も喜んだそうだ



高名な書道家の書いた冗談よりも、「北京に於いて」書かれたこの作品の方が自分には価値がある



そして、いずれ自分なりにしっくりくるこの言葉の解釈が生まれるかも知れない



そう考えると、意味が分からないまま、飾っておくのもいい