最近、ブログというツールを使って自分の気持ちや考え方、そしてキックボクシング業界への提言などを発信して来て多くの方に応援の言葉や激励などのメッセージを頂きました。
キックボクサーと名乗っている人に考えて欲しいこと
を今日のブログでは書こうと思います。
社会はキックボクサーになにを求めているのか?
キックボクシングの興行のチケットが大体5,000円前後から販売されています。
興行主からすれば当たり前の金額なのかもしれませんがチケットを買い観戦する側からみたら高いと感じることも多いと聞きます。
先日、先輩でもあり友人でもある経営者の方々と沖縄の北谷という場所にあるカラハーイという沖縄音楽のライブハウスに行ってきました。そこでは、沖縄の人だったら誰しもしっている「りんけんバンド」のライブが行われていました。
歌は勿論のこと、照明から、演出、MCまでとお客様を飽きさせない構成。そしてプロとしての歌唱力、演奏力の高さ。
また行きたい!知人が沖縄に行くときには勧めたい!
と思いました。
そこのチャージ料金が3500円でした。
ディズニーランドは6000円前後だったと思います。
こう考えてみてもキックボクシングの試合の観戦チケットは高額だと感じます。
月給手取り20万円の人の月の交際費が3万円という予算だったとします。
約20パーセントであたる5000円使うということは、
それだけ得れるものがなければ支払いません。
大きな出費なのです。
試合前になると知人友人にメールや電話をし
「今度試合があるのだけど、これそう?」
と聞き営業を行うことはキックボクサーの仕事の一つになっています。
人間関係の延長線上で断り辛くやむを得ず購入してくれるということが殆どです。
言葉では「応援してるよ!」と言ってくれていても、5000円か?高いな!
と感じさせてしまっていることもあるかもしれません。
当の私たちキックボクサーは人生を掛けている事なので、
そんな相手の感情の起伏を感じる事は少ないです。
試合を見に来てくれた方へ何を帰すのか?
1R3分 多くて5R 15分の中で何を見せるのか?何を感じてもらうのか?
殴り合いや蹴り合いによるスリリングな展開による非日常感を見せるのも仕事だし
入場からお客様を気持ちを掴むのも仕事でありますが、自己表現と自己満足に浸っている選手もいます。
それでは5,000円の価値に至らないと思います!
お客様の興奮度を高めるモノとは何か??
それは「感情移入」という事だと思います。
選手それぞれの個性を全力で見せること。そして自分の個性を知ってもらい、好きになってもらうことが必要だと思います。
その為に、SNSなどを使って自分の気持ちを周りに周知していくことも一つの取組みです。
プロモーター側も選手の生き様や意外な一面。人間性が垣間見える箇所をお客に伝えていく事が非常に大切なのだと思います。
(興行によっては全くしてないところもある)これでは3流の劇団の集りのようであり発表会に見えてしまうのではないでしょうか?)
感情移入させる選手になれれば 勝って嬉し泣きしてお客様は感動するし 負けて泣いてもお客様は感動してくれると思います。
壮絶な打ち合いの時はお客様も自分の事のように熱くなれます
自己投影される人物になるのがプロの仕事だと思います
だからもっと自分の気持ちを前に出して、すべてのキックボクサーで変えていきたくないですか?
人の為と書いて「偽り」=経営者の友人から聞きました。
キックボクサーは利己の塊で 好きな事を自分の為にやってるだけなんです!
他人の不幸話で「俺はこの人達の為戦う」とか言ったところで、本当に人助けになることは少ないと思います。
中途半端な事を言う位ならば「俺は強いんだ!だから俺の試合を見に来い!」と強気な姿勢を前面に出していくようにすればいいと思います。
そして自分が強くなるまでのプロセスを見てもらい共感してもらい、自己投影してもらい、その見てくれる人に僅かな時間でも楽しくなる、興奮してもらう、元気を出してもらう!という試合をすることに尽力していくことのほうがキックボクサーらしいと思います。
綺麗事を言って格好を付けるのであれば募金したり、ボランティアをしたり天災があった地域で働けばいいと感じます。
キックボクサーにできる事はいい気持ちになって帰ってもらい 美味い酒を飲ませる事と 夢を見させる事なのだと思います。
そしてチケットの対価の10倍の価値を感じてもらうこと!
それがエンターテイナーの仕事なのだと思います。
社会がキックボクサーに求めることは
「良い試合をして楽しませること!」
を当然として、キックボクシングというスポーツを社会に役立てること!
その方法がキックボクシングスキルを活用したフィットネスであるとも思います。
一般の多くの人は人を殴ったりするのを見るのもするのも抵抗があります。
要は偏見でもあるのかもしれませんが、見ただけではそう感じてしまう事も理解できます。
ただ、試合には出なくても、キックボクササイズはストレス発散やダイエットなどの効果もあります。
そういったキックボクサーが持っているスキルを社会に還元していく事はメタボが社会問題になっている現代には求められることでもあると感じます。
僕は、残りの現役生活を利己の為、そしてプロの選手として、エンターテイナーとして、トレーナーとして自分自身と向き合い戦っていきたいと思います。