こんにちは。
ジュン・マユミです。
久々に本を読んだ。
写真左 カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
今私が追求しているテーマにぴったりである。
生きること。夢を見ること。
前に三浦春馬君と綾瀬はるかさん主演でドラマ化されていましたね。
読んでみて、ドラマは小説の空気感がとても上手く再現されていたのだなぁ、と思った。
少し内容を紹介すると、この小説はフィクションで、臓器提供のためだけに生まれ、それを使命として命を終える人生を送る人たちの物語。
もちろんこれはあくまでも架空の話。だけどリアルな世界でも同じような閉塞感を感じることがある。
それを突き詰めると結局【運命】としか落とし所が無くなるような。。。
決して読後感が爽快とは言えない物語だけど、読んだら考えさせられる、忘れられない物語。
ちょっとメンタル弱ってる人にはおススメしない。余計弱るかな?
で、メンタルが調子いい人はあんまりこの本を手に取らないだろう。波長が合わないと思う。笑
だからどん底の人におススメ。どん底ならむしろ底蹴って上がれる!
ま、私はどん底で読んだわけだけど。笑
最近「楽しい」と感じることが少なくなって。(恐らくこれは年齢も関係している)
確かに子供が成長していく喜びはある。親としての責任感もある。
でも私自身の、【個】としての「楽しい」がなくなって…。
「子供も成長したし…もういつ死んでもいいかな…。」なんて考えてたりした。
何だか夢がなくなったんだよね。
歳をとり、体力や気力や容姿も衰え、思ったような未来が描けない。老いて死に向かうという現実の方が色濃く迫って感じる…。
夢っていうのは「今ここにはまだ無い」実態のないものだから、本来無くたって死んだりはしない。
言ってみれば、頭の中だけに存在する言ってみれば【ただの妄想】である。
だけど、その妄想にワクワクしたり、試行錯誤したり…それって生きる原動力だと思う。
たとえ結果が上手くいかなかったり、思ったようなものではなかったと失望したとしても、そこに向かって進んでいる最中っていうのは「夢を生きている。」
夢を生きている中で苦労することすら実は「楽しい」「幸せ」の一部なんだろうな。。。なんて思う。
小説の中で、トミーは現実(真実)を知ることを強く望みながらも、いざ動かし難い、逃れられない現実を突きつけられると、夢を砕かれ生きる気力を失っていく。
トミーだけではなく、それが人の本質だと思う。
ちなみに、写真右の「夜想曲集」は昔々、一人旅の最中、石垣島の本屋で古本のように劣化したものを見つけ、惹かれて購入した覚えがある。空気感に酔える、素敵な大人の物語。おススメです♪
お読みくださりありがとうございます😊
