
星新一さんの短編小説(33編)「未来いそっぷ」を一気に読んでしまいました
こちらの本も娘の塾のテキストに出てきたのがきっかけで購入。
誰もが知っている寓話を作者の手により革命的に話しが変わってしまう・・という感じの話です。
たとえば・・
「アリとキリギリス」
本来のお話は誰もが知っているので割愛しますが、こちらでの「アリとキリギリス」では・・
先祖代々、勤労愛好の性格により巣の中が食料でいっぱいになってしまい、毎年巣を拡張している。
食料を分けて欲しいと頼むキリギリスを快く迎え入れ、食料を食べるのを手伝ってもらう。
ギリギリスはバイオリンを弾きアリたちを楽しませただけでなく、アリの巣の貯蔵庫を回っているうちに、古い食料が発酵し酒になっているのを見つける。
酒の味を覚え、歌と踊りの楽しさを知ってしまったアリたち。
ひと冬でアリたちの伝統精神は完全崩壊してしまう
ところが貯蔵量が多すぎるために、数十年こんな暮らしをしたとしても大丈夫だって。
そんな話しなんです~~。
童話を知っているからこそ楽しめる、そんな一冊です
ちなみに私が聞いたことのあるこの手の「アリとキリギリス」は・・。
甘いものを食べすぎたアリたちは糖尿病にかかってしまい、夏の間バイオリンを練習し続けていたキリギリスはその腕を買われオーケストラにスカウトされた、というもの
人生なんてどうなるかわからないからおもしろい、というお話でした