営業活動を実施していて、いわゆる接待費などではないが、事実上交際費にみなされるケースをいくつか見て行きましょう。


まずは、営業活動で必ずと言っていいほど出てくるのが、販売促進。

いろいろと営業マンは地域にあった販売促進提案などを実施していると思います。そこにおいては、多少メーカー側で負担して数量のばしましょう・・・といったことがでてくると思います。営業マンとしては与えられた裁量の中であってしかるべきとも思っています。


そこで気にしなければいけないポイントの一つが、その販売促進活動の対象者。


1.ある特定の人が対象となっていませんか?

  →この場合、特定の人だけに対して行う接待・交際行為と同様とというのが基本的な考え方になります。

  →従って、もしこのようなことを行う場合には、交際費ではないことを立証できるようにしなければなりません。


2.特定の人の場合に何か合理的な理由がありますか?

  →特定の人だけに行う理由って何でしょうか?AにはやってBにはしない理由は何?


スタートラインとしてまずここを整備しましょう。

ある特定のエリアだけ販売が弱いため実施する、とか当社側にとってどういうメリットがあるのか、なぜそこをやるのか整理すれば、説明ができるはずです。

結局のところ、利益を多くだしていないか?利益を少なく出していないか?両面から見られるわけですから、最も会社にとってベストな選択をしていれば殆どのケースで問題は発生しません。


しかしながら、少々厄介なのが税法に関する部分です。

税法の課税所得(≒利益)の出し方には通常考えられるものとちょっと異なる部分が入ってきます。


課税所得 = 税前利益 ± α


「±α」部分が曲者です。いわゆる申告調整という部分なのですが、その代表格が「交際費」や「寄付金」です。何かというと、会計上は費用になっても税務上費用(損金)にならないもの、という理解をしていただければいいです。


その交際費の中にも、いわゆる営業マンにとってわかりやすい「交際費」だけではなく、取引の過程で発生した営業マンにとっては外注作業費などの必要経費であっても、税務上は「実質的に交際費」として「交際費」となるケースがあります。恐らく、営業マンにとってわかりにくいのはここの部分だと考えられます。


逆をかえしていうと、この部分をしっかりおさえることで全てをおさえることができる、といってもいいでしょう。

会社にとっては同じ第三者。たどる道は一緒。でも、決定的に違うのは何を見つけようとしているか・・・ということです。


1.会計士の視点

   会計士は、企業の会計処理が適正に行われているか確認します。

   従って、架空の利益が計上されていないかどうか・・・

   どちらかというと、隠れている損失やリスクを確認するものです。


2.国税の視点

   国税は、損失(損金)の過大や、隠れている利益(益金)を探します。

   法人税は課税所得(≒利益)に対してかかりますので、当然所得(≒利益)が高いと

   税額が発生します。

   従って、隠れている所得(≒利益)を確認するものです。


1つの取引でも隠れている損失を探す人と利益を探す人の2人に対してみられるわけです。従って、取引を行った場合には、必ず両方に対する説明がついてまわる、と思ってください。


経理マンは、この2人に対して相手をするわけですから、取引に対する相談があった場合には、両面から判断し回答を検討する必要がでてくるわけです。

今日は、取引から、開示資料・申告資料までの流れをみてから会計士と税理士の持ち場の違いをイメージしましょう。


1.営業~会計処理までの流れ


  営業活動 → 契約 → 取引開始 → 取引完了 → 請求 → 会計処理



2.会計処理~開示までの流れ

                   → ①金商法開示(有価証券報告書等)

  会計処理 → 財務諸表 → ②会社法開示(召集通知書等)

                   → ③法人税申告書


1の流れは一緒。最終的に同じ財務諸表から、各法律に従って出しているものが異なっています。

会計士は①②をみています。税務署(国税)は③をみています。


みるものは違いますが、結局、その妥当性・適正性を両者とも検証することになります。

検証の方法は、以下のとおり。上記とは逆の流れになると思えばいいのです。


★検証の流れ

  財務諸表 → 会計処理 → 請求書 → 取引完了 → 取引開始 → 契約 → 営業活動


ですが、おおきな違いがその見方なのです。

次回みていきましょう。

営業行為を行うにあたって頭にいれておきたいのが、社外の人に対する説明に関する部分。

特に経理の世界では、会計士と税務署(or国税)が主なプレーヤーとして存在します。

恐らく、最初は区別がつかないでしょう。会計調査と言ったり、税務監査とか言う人がいるくらい、

よくわかっていないでしょう。


簡単に説明すると以下のとおり


会計士監査 ・・・ 公認会計士が会計基準にのっとり適正な会計処理が行われているかどうか確認するもの


税務調査   ・・・ 税務署(or国税)が法人税等の税法に準拠して税務申告が行われているか確認するもの 


もし、駄目な場合にどうなるか・・・。会計士監査は、監査証明がもらえない(or適正意見ではない証明となる)。

税務調査は、追徴課税されます。従って、大きな違いはお金を持っていかれるか、そうでないか、、、というところにあると思っていいと思います。


営業マンにとってなにが違いか、というと、いずれも問題だ!と言われる可能性がある嫌な存在であることは間違いないと思いますが、自分が会社にとって正しいと思ったことを実施していれば何もこわいことはありません。

ただ、それぞれ特徴がありますので、それをおさえておくと、対応がラクになると思いますので、次回以降それを解説していきます。

私は、現在某上場会社の経理マンとして働いています。


今までのサラリーマン生活は、経理マンの期間と同じくらいの営業マン生活をおくっていました。

営業マンと経理マン両方をやってきたが故にわかることが沢山あります。特に、営業はお客様があって初めてなりたつもの。経理・税務はルールなどがありますが、営業とは衝突するケースも多いと思います。 そんな中では、是非とも営業マンにも最低限の経理・税務の勘所をもっておいてほしいと思っています。


営業マンを経験しているからこそ言える経理マンの会計・税務知識を伝授していきたいと思います。 時々グチっぽい話もでてくるかもしれませんが、広い心で購読していただけるとありがたいです。 ではお楽しみに!できれば本の出版までいきたい!

今日は、グチから入ります。

会社の仕事で勤務時間中に勉強会を行う。それにあたり、書籍を各自準備しなさい。7千円超なり。

なお、参加者はある一定のランクの者全員。君は対象だから自己負担で書籍を買うように。。。


意味わかりません。仕事なら業務に必要な費用は全部もつのが当然だろうが~むっ

仕事か個人が勝手にやる自己啓発かハッキリしろ。。。と明日カチコミに行く予定です。


そんなむしゃくしゃした状態で家に帰ったところ、まだ娘がおきてた!

ニッコニコして「おかえり~」。。。とおでむかえ。そしていつものダッコ~!

ムシャクシャがとれちゃった。何よりも効く薬だね!グッド!

今日は、子供の喘息はおさまりました~。よかった。そして、20時から年賀状の宛名印刷!子供にも手伝ってもらいました。


宛名を印刷するときに、ほったらかしておくと、黒いインクが次のはがきに付いてしまうんですよね。だから、一枚でたらプリンターから避難して、少しだけかわかして・・・


そうしたらリビング一面が年賀状だらけに!(笑

今日は子供が風邪ひき。38℃でました。

熱はたいしたことありませんが、喘息持ちなのでゼコゼコしてます。


夕飯はスパゲッティを子供と一緒につくりました。ベーコンとほうれん草のパスタ。

サラダほうれん草を使ってイタリアン風サラダもつくりました。沢山食べてた~!よかったよかった。


明日は元気になるといいな。

企業が人員削減やら契約社員の削減など始めている。

そのうち痛い目にあうように思います。


所詮企業は人で成り立っているもの。そんなに簡単に切れるのってオカシイと思いませんか?

本当の資本は人なのにね。


同じように子供を抱えている同世代の人間が解雇されていくところをみると忍びない。

いずれにしても、自分自身の力を磨いて、どこでもやっていける自信をつけていくことが

大切のように思う。


子供達のためにも。