両TKAの患者さん今日から全荷重OKです。
3日間ベッドサイドで可動域訓練、等尺性運動などしてきました。
膝関節屈曲 右65° 左70°
浮腫、疼痛、熱感、強く出ています。
特に術創部の痛みが強いようです。
不安でした。
立てるのかどうか。
その前にトランスファーができるのか。
バイザーは何ともない顔で私に任せています。
確かに一週間で著しく筋力が落ちる年齢ではありません。
上肢の力を使い平行棒を引っ張るように立ち上がれば
膝の角度も問題ないと、、
前日に自分で何度も試してみました。
だけど私は健常者です。
大きなけがや手術をしたこともありません。
痛みって難しくないですか?
トランスファーには自信がありました。
仕事で何千回とやってきました。一万回超えてるか。。
だけど一度、ACL再建術後の患者さんをトランスファーし、
すごく痛い思いをさせてしまったことがありました。
涙流すほどに。。
違う人だったら苦情が出てたと思います。
忘れられません。
ACLとTKAじゃ違うか、でも両側だよ?
不安な顔をしないよう勤めました。
車椅子を用意し病室に行ったら
患者さんのほうが不安な顔をしていました。
背の高いベッドだったので、お尻を引きずるように降りれば
膝を曲げることなく立ち上がれます。
痛みが強かったときのことを考えて、
すぐに座れるよう車椅子の位置をセットしました。
患者さんには私に抱きついてもらい
そぉっと足を着いてもらいました。
…いける、大丈夫だ!
私は勝利を目の前にしたサポーターのようでした。
しかし選手はまだ気を緩めていない様子。
自力で平行棒で立つまでいって試合終了のようです。
リハビリ室に着き平行棒の前に車椅子を止め、
立ち上がりました。
患者さんは安堵の表情を見せ、笑顔に変わりました。
何度も 「よかった」 を繰り返しながら私も嬉しくなりました。
「ちょっと歩いてみていい?」
「もちろん、いきましょう」
「わぁ、すごーい!よかった!」
ここでも^^
バイザーは何ともない顔で見ています。
私は経験不足です。勉強不足でもありました。
不安が強かったぶん喜びも大きかったのでしょう。
再び両TKAの患者さんを担当したとき
経験が一つ増えた私がいます。
しかし、患者さんと喜びを共にできるPTでいたいと思います。
今日のことを忘れませんように。。
「患者さんの気持ちを解ろうとするけど、本人の気持ちには到底追い付かないし、解ってるなんて言葉はかけられないし。ただ解ろうとする気持ちが伝わってくれればって、それが今のところできる事で、多分これからもそうだろうと思う。」(私の先輩)…仲良くなかったけど出会えて本当によかったと思ってます