S先生から借りた本
『福音はとどいていますか-ある牧師と医師の祈り-』
藤木正三・工藤信夫共著 ヨルダン社 絶版
自分の拙い信仰生活や病気を励まされたようで、
甘いかもしれませんが、これもありなのだな、と思った。
p242
「また、"うつ"がやってきそうです。
嫌なことですけども、私からこの肉体のトゲが取り去られていたら、
私はとうの昔にイエス様から離れていたに違いありません。」
p286
歪の昇華
たとえば自意識過剰のような性格の歪みは、
人も不愉快でありますし、自分も苦しいものです。
直せるものなら直すに越したことはありませんが、
運命的とも思えるほどそれに傷つき、
直し得ない人もいます。
その時、それを担い、伴う苦しみに耐えて、
人生を常人が及びもつかぬほどに深く見通す人がいます。
彼は居直っているのではないのです。
歪んでいるとはいえ、たった一回きりの人生を大切にしているのです。
この人生愛において、歪みは昇華して、永遠をのぞきうる窓になるのでしょうか。
性格に限らず、なべて歪みを直すべきものとしか見ないのは、謬見であります。
(『灰色の断想』p14)
■この本→ひろがった本
『人を知り人を生かす―クリスチャンの使命』(工藤信夫著)
『方法としての面接―臨床家のために』(土居健郎著)