- ぢごぷり 1 (アフタヌーンKC)/木尾 士目
- ¥560
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というわけで久々にマンガ。
今日はつい最近出たばっかの新刊「ぢごぷり」。
作者は以前にアニメにもなった「げんしけん」を描いてた木尾士目さん。
げんしけん、結構面白かったなぁ、と思って、手にとってみた。
内容全く知らなかったんだけど、読み始めてびっくり。
これ「子育てマンガ」なんだよね。
ちょうど自分も、1年前くらいに経験したことがそのまんま描いてある感じで。
ま、もちろん出てくる女の子は18歳だし、若いし、可愛いんだけどさ爆
でも、結構育児の真の大変さ…みたいなところが描いてあって、はっきし言って
『このマンガ、誰が読むんだ?』と思ってしまう内容。
連載してる雑誌は「アフタヌーン」だし、読むのは若い子から、子供心を忘れない大人、だと思う。
幅広くやってる雑誌だとは思うけど、それにしたってこの内容…よく編集はGOサイン出したなぁ・・。
まあ、要は本当に子育てマンガです。
しかも、楽しく子育て出来なかったパターンの人を忠実に描いてる。
なので、これだけ読むと、まだ子育てしたことない人や、これからの子育てに夢を持ってる人は
「子育てってこんな大変なの?」
「まじ子供いらない」
ってなりそうだ。
少子化に拍車をかけるマンガになりそうだ爆
アタシは子育て、楽しめてるので…この作品に出てくるみたいな
「闇」な部分をあまり感じることはなかった。
あまり、ってことは、あるにはあったってことだ。
子育てしながら思ったのは、助けの手があるのとないのはあまり関係なくて。
いや、そりゃね、あったほうがいいけどさ。
でも、あったらあったでプレッシャーに思ったりする人もいて。
価値観的に合わないお手伝いだとなおさらしんどくなったりする人もいて。
要は、気の持ちよう。
「なんとかなるさ。」
と思えるかどうかだと思う。
真面目な人ほど、子育てはしんどいだろう。
おそらくだけど、この作者さんはとっても真面目な人だと思う。
だからきっと、子育て中にいろいろしんどかったんだと思う。
憶測でしかないけどさ。
でも、子育てやってれば、誰だって大変なことはあるから…。
その「大変」を、どのレベルに「大変」と思うかどうか。
死にたくなるほど大変なのか、ちょいとお茶の時間が減る程度に大変なのか。
真面目な人は、「死にたくなるほど大変」に感じることが多いみたい。
(あ、周囲の人の話でね)
真面目なことはいいことだけど、時々自分の首をしめてしまう。
完ぺき主義ならなおさら。
子育てに完璧はない。
だって、赤ちゃんにも完璧はないんだもの。
でもきっと、いつかどこかで、「あぁ、この子育ててよかった」と思える瞬間があるはず。
今は悪魔かもしれないし、地獄かもしれないけど、ずっと悪魔じゃないし、ずっと地獄じゃない。
いつかは赤ちゃんも「大人」になってしまうんだから。
この作者さんも、きっと「そうじゃなくなった」から、マンガに出来ると思ったんだと思う。
実際今でも育児放棄して、子供の首を絞めちゃったりなんかしてたら、描けないだろうから(;´Д`A ```
そういう意味で…きっと先には希望がある話、なんだろうと思いたい作品。
なんか偉そうになったけど・・・ま、いっか(゚∀゚)
・・・でもやぱ、これ、誰が読むんだろ?
子育てに悩んでる新米ママさんか?
それともそういう様子を横で見てる新米パパさん?新米じじばば?
もしくは子育てに夢見る若人たちか?
・・・んー、やっぱ、わかんね(;´Д`A ```