はつこいっていつだろう?
思い返してみると恋らしい恋ってしたことないかもしれない。
いつでも「彼氏」はファッションだったような気がする。
あえて言うなら、今が初恋かも。
そんな潤子の初めての恋っぽかったものは…
一応小学校のときかなぁ?
1年生から6年生まで同じクラスだった男の子で。
坊主頭で。
頭が良くて。
中学受験したので、結局そこでお別れになったけど…。
仲良かったなぁ。
今はどうなっているのやら?
・・・あ、でもそんな話はつまんないなぁ。
その後、中学校でファーストキスを奪われる事件が起きた。
忘れもしない中学2年のとき。
周囲がなんとなく恋愛に浮かれ始めてきた頃。
潤子はかなり男の子みたいで、本当に男の子に間違われることも少なくなかった。
演劇部に入ってて、演じるのはいつも少年役。
そんなだったから、自分に恋愛なんて関係ないと思ってたし。
でも、当時何度席替えしても隣になる男の子がいて。
正統派美少年タイプで、他クラスの女子からもアプローチがたくさんある子だった。
よくクラスメイトにはやし立てられたけど、別にお互いそういう感情はなかった。
そんな時、その美少年と、クラスのお調子者と、潤子とを含む計6人が、居残りで何かの資料を作成することになった。
早く終わらせて帰りたかった潤子は、テキパキ指示を出して進める。
しかし、お調子者が邪魔をする。
そんな折に、事件は起きた。
なぜそうなったのか、今となっては今ひとつ思い出せないけど、とにかくお調子者に私は追われた。
走って逃げる私の手をお調子者の彼は掴み、私の体を壁に押し付けた。
そしてそのまま…。
「!?」
何が起きたのかよくわからなかったけど、とにかく私の唇にそいつの唇が触れたのは分かった。
人生で一度しかないファーストキス。
まさかこんなところで、こんなヤツに奪われるとは思いもせず…。
私の中では全てをなかったことにして、この日は幕を閉じた。
その後も何事もなかったように接する私に、お調子者の彼はクラス替えの日、こう言った。
「オレ達、キスしたよね。」
(;´Д`A ```
今思えば何いうとんじゃぼけー!
って感じだけど。
当時はそんなこと言う余裕もなかったなぁ・・・ヾ(;´▽`A``
顔を真っ赤にして、
「そんなことしてない!」
というくらいのことしかできなかった。
あぁ、そんなこともあったなぁ。
んでもって、中学校3年生になると…
おっと、長くなったので、続きはまた明日笑