本記事は、2024年6月、櫻井淳子オフィシャルブログの変更に伴い、今でも伝えたいと思う記事をいくつか抜粋して残したものの一つです。
【2019年4月18日の記事】
学ぶなら、本物を。
そして、どうせやるなら、一生モノを！
この言葉の意味を、ピラティスをやればやるほど、実感し、体感しています。
ジョセフ・ピラティスからの唯一の公式直系である、ピラティス指導者養成コースLolita's Legacy™️第４期が、募集からわずかの期間に、満席となりました。
現在キャンセル待ち、または、検討中の方も含めて、心よりありがとうございます。第５期を2019年内にスタートする可能性もありますので、ご興味のある方は、この記事の下にある「メルマガ」に、ぜひご登録ください。
さて、お申し込みをいただいた皆様には、一年以上の期間を要する大きなコースですから、たくさんの想いを持っての決断だったことと思います。
申込みまでの間、事務局からも何度か連絡し、このコースに参加するにあたり必要なこと、心構え、それぞれの想いなどについて、十分にコミュニケーションを取らせていただきました。
その際の、全ての参加者の皆様の想いを、事務局を通して、毎回しっかりと伺っています。
今月末よりいろんな準備が始まりますが、「揺るぎない想いを持ったメンバーが集まること」を楽しみに、ぜひ、コース開催を楽しみにお待ちください。
そして、毎回コースが始まって８ヶ月くらいが過ぎると起こる、「ピラティスとはという、劇的な気づき」が、第３期の中で起こり始めました。
ピラティスが楽しいのは、どんなレベルでも、ある意味ベーシックなことです。
ですが、楽しいではなく、
「言葉にできなような、魂が震えるような」
「勝手に笑顔が出たり、涙が出たり」
「自分のからだなのに、今まで一度も感じたことのないような身体感覚と感動するような動き」
などが、連日起こり始めています。
毎回毎回、何度も何度も、都度、生徒に伝えていますが、
「一年以上全力で関わることで、到底到達できない、知らないことすら知らないピラティスの域」
に到達できるのです。
そこからようやく、ピラティスの道が始まります。
ピラティスの道にのっているのと、いないとでは、何が違うか、わかりますか？
フィットネスや単なるエクササイズとしてのピラティス、または、多くの理論で頭で理解したピラティスでは、定年は６０歳前後でしょう。
ですが、本物のピラティスは、人生とともに成長し、60歳をすぎ、70代、80代と歳を重ねるほど、貴重価値が高まり、達人として成熟して行くのです。
この人生の差を、どれだけの人が気がついているのか。
日本では、まだピラティスを何十年もやった人はいません。
ですが、私の最も身近な存在であるロリータ ・サン・ミゲェルは、ピラティスを始めて63年です。今年は85歳を迎えます。
そして、ピラティスの唯一の公式継承者として、世界中からのオファーが、止まりません。また、ロリータ だけではなく、本物のピラティスを歩んできた人たちは、皆、そうやって、生涯にわたり活躍をしています。
そんな、人生として長く楽しめ、大切な人や社会、世界に貢献できるピラティス指導者の入口が、ロリータズレガシー です。
ですが、当然ですが、コースを卒業したからといって、そこで歩みを辞めてしまったら、発展はありません。むしろ、後退していきます。試験に合格とは、ひとまず、登山のために必要な用具一式を買い揃えた、という状態と同じです。山を登るのは、これからなのです。
たった一年半くらいコースに参加したからと言って、自分のピラティスを磨き上げることを辞めてしまったら、そこでとまるか後退します。
こういうと、とてもストイックに聞こえるかもしれませんが、本物はとてもシンプルです。
ただただピラティスを楽しみ、愛し、心から湧き出る想いにより、学びが一番のご褒美であり楽しみであり、それを、人生の最大の喜びとして人のために役立てて行く。
実は、何よりも自然体である。
本物とは、こういうものではないでしょうか。
*トップの写真は、ただただ、ロリータ と一緒にピラティスを楽しんでいる時間です。
