総合病院の内科病棟に入院していた母は、

認知症による大声があるということで

精神病棟に移されました。

移されたと同時に付き添いはしなくてよくなりました。


広い敷地に立てられた総合病院の一角に

その精神科(ストレスケア)があり、

入院施設が設けられています。


この精神科は、何年ぶりだろう・・・


私が母を看ていた頃になります。

夜に何回も起きだしたり、徘徊があったり

精神が不安定だったりで、内科の先生の勧めで

ここの精神科を受診しました。


母の手を引いて、すぐ横にある階段を

歩いて行きました。

その当時は辛かったですが

それも今は、懐かしい思い出です。


今回は、娘と階段を上がりました。


受付で、母の病室を聞き

エレベータに乗りました。


着くとすぐに、ドアがあり

勝手に中に入れないようになっています。

でも、ガラス張りで中の様子は見えました。

看護師さん達が忙しそうです。


私達は、面会用紙に氏名など書き込み

インターフォンを押すと、鍵を開けて

看護師さんが出てこられました。


そして、母の病室まで案内してくださいました。


精神病棟は鉄格子・・と、想像しますが

ここは全く違っていました。


中央にガラス張りのナースステーションがあり

まわりに病室があります。

なので患者さんの行動は目に入るようになっていて

明るいし雰囲気もよく、思ったより静かでした。

勿論、鉄格子もありません。


母の部屋に着くと

まるで、ビジネスホテルみたい・・・。

収納棚がたっぷりあります。


母は静かに眠っていました。