洗濯したひざ掛け毛布を持って
母の施設に行きました。
寝たきりになった母ですが
ずっとベットの上ではなく、時々は車椅子にいます。
なので、ひざ掛け毛布が必要です。
職員さん達に挨拶をしながら
母のいる奥の部屋に向かうと
途中で、Nさんが車椅子に座っておられました。
Nさんは隣地区の方で、おそらく、お年は102歳だと
思います。
背が曲がり、小さくてかわいいおばあさん。
「Nさん、お元気ですか?」と、声を掛けると
「はい、ありがとう。あら?あなたはOOさんじゃないかね」と。
凄いです!
私のことが分かるなんて!
「はい、OOです。顔色も良くてお元気でいいですね。」
「ありがとうね。どうにか元気だけど足が痛いわぁ」
「痛いのは困りますね。」
「会いに来なすったと?」
「はい、母に会いに来ました」
「そう、それはそれは・・」
102歳のNさんは、私の母がここにいることも覚えていて
それも驚きでした。
Nさんと話していると、こちらが元気をもらえます。
その後、母のところへ・・
母は車椅子に座っていて目を閉じていました。
「おかあさん、来たよ~」
母の手を握りました。
少し冷たい・・・。
持ってきたひざ掛けを掛けてあげました。
こうしてしばらく過ごします。
会話がなくても通じ合えます。
・・そろそろ帰らないと・・・
さぁ・・ひざ掛けを交換して
帰りましょうか。
「また、来るからね。元気にしててね」