愛知医科大学で開催されている「齊藤樺嵯斗(かざと)さん追悼展」に行ってきました。
SNSで発信され、マスコミにも取り上げられていましたので、ご存知の方も多いかと思いますが、血液内科医を目指す医学生だった彼は、9月にその生涯を閉じられました。あと少しで25歳、ウチの次男と同じ学年です。
クラファンなどを通じて応援させていただきましたが、本当に残念です。
彼はスタバが大好きだったので、スタバカードを御供として持参しました。大学の中にもスタバがありました。ここで休憩したり、勉強していたのかな。
名古屋駅からさらに1時間ほどかかり、奈良からは遠かったけど、来て良かったです。
テラス席は気持ちよかったです☺️
会場には、彼が歩んだ軌跡と、懸命に生き抜いた時間が静かに並んでいました。驚くほど多くの方が来場され、ご両親がずっとご挨拶されていました。
多くの展示物がありましたが、その一つひとつが、まるで彼の声のように心に響いてきて、気づけば立ち止まっては、何度も深く息をついていました。
どれほど無念だったろう、どれほど辛かったことかと思うと、言葉が出ませんでした。
それでも――彼は確かに、大きな仕事をしたのだと思います。
自らが病と向き合いながらも医師を志し、その姿勢と優しい言葉で、多くの人に希望を与えてくれました。
彼の存在そのものが、「生きることの意味」を教えてくれたように思います。
お父様にもお会いできました。
あたたかく迎えてくださった笑顔の奥に、計り知れない想いを感じ、ただ胸が詰まりました。
私の直前に話されていた女性は
『うちの子も生きていたら、かざとくんと同じ年なんですよ。22歳…大学生の時に白血病で亡くなって、今でも話をすると涙が出るんですよ。お父様のお気持ち、本当によくわかるんです…』
と。こんな方の後に私なんかがお話をして良いのだろうか、と一瞬、躊躇してしまいました。
彼らと同じ年齢のレジデントである次男には、かざとくんの想いを胸に刻み、しっかりと医師として生きてほしいと願わずにはいられません。
かざとくん、本当にありがとう。
あなたが残してくれたものを、これからもずっと胸に刻んでいきます。








