9月4日。


箱根で取材です。


午前中は、仙石原の旅館Hさん。

T社長が直接お話しをしてくださいました。


もともとは東京にあった個人の別荘を移築したので、

お玄関もお部屋も、いかにも旅館という感じではなく、

温かい雰囲気でとっても落ち着きます。


しかし。

社長さんのお話をお聞きすると、

一見シンプルなこの建物。

完璧と言っていい数寄屋造り。


それもそのはず。

社長のおじい様は、数寄屋大工さん。

美しい面皮柱に使うための木1本からこだわっています。


社長ご自身は、もともとサラリーマンさん。

お客様が喜んでくださることを常に考えて、

新しいことをどんどん取り入れておられます。


にぎやか過ぎるくらい元気な鳥の声を聞きながら、

美味しいお昼のお弁当までごちそうになって、

素敵な時間を過ごしました。


午後の取材は、強羅の旅館Gさん。

前社長のお嬢様Y子さんがお話をしてくださいました。


天皇陛下もお泊りになったK亭に通してくださいました。


Gさんの建物も、とても落ち着く。

それもそのはず。

三菱財閥の岩崎家の別荘だったのです。


Y子さんとはなぜか通じ合う。

二人とも元ホテルウーマンだったからでしょうか。

「おもてなし」や「ホスピタリティ」について

いつも考えているからでしょうか。

お仕事(取材)とは別にまたゆっくりお話させていただきたいです。


O電鉄社長は、

「箱根は、東京からのアクセスがよいことに甘んじて、

これまで努力してこなかった」と言いました。


T社長とY子さんのお話をお聞きして、

代々続く伝統を守ることのご苦労。

新しいことに挑戦していかれる勇気。


ありきたりな言い方ですが、

伝統と革新。

どちらも膨大なエネルギーが必要なのに、

その両方に取り組んでいらっしゃることがわかりました。