日付変更線の向こうから

日付変更線の向こうから

旅人生活から足を洗ってはや数年、カナダ西部の田舎町に落ち着いた”私”の新生活。

あっという間に夏になり、子供達の学校は6月末から夏休みが始まりました。

新学期は9月からですが、最初の月曜日に祝日が入っているので学校が始まるのは第2週目から・・・なので2ヶ月半もの間、学校はお休みです。

カナダで子育てするなら学校の職員になるのが一番いいね、としみじみ思いますが、思い切り手遅れ。

親になることなんて想定していなかった人生ですので今更どうしようもありません。

 

突然の決断で晩婚、高齢出産で二児を授かった私は今、子供達とのジェネレーションギャップ及び文化の違いに戸惑っております。

子供達が小さい時はまだ全然良かったんです。こちらがあれこれ教える側だったので、普通に子育ての悩みはあれども私が主導権を握っていました(多分)。

 

が、今や10歳と13歳。

「ママー、それ違うって〜」みたいなツッコミはもちろん、「オーマイゴー、それってママの時代の話でしょ?!」

定番は「こんなの普通だよ。みんなやってる。」

 

皆んなって誰よ、皆んなって!

 

カナディアン文化には慣れっこだけど、自分の子供がやると「ひー!」ってなることもあるし。他の人なら良いけど、自分の子供だと「ちょっと待て」となる。

なんなんでしょう、この感覚。

やっぱり自分の子供は自分の子供時代のフィルターがかかってしまっているのでしょうか?

 

ママ友・パパ友に相談したところで「え、別にいいんじゃなーい?」と言う回答。

ほんとに良いのかな・・・でも、でも・・・日本だったらアウトなんだよな〜、ということも。

 

小学校の卒業式の後も、家族でお祝いディナーをしようと思ってたのに、ガールフレンドや友人達とディナーに行ってしまいました。

えー、そういうのって高校生からじゃないのー!?

他の親達もちょっと寂しがってたけど、「ま、しょうがないよね」みたいな反応。

なるほど、私が心配しすぎなのか。

 

 

昭和の日本の小学生と、2026年のカナダの小学生では価値観が合うわけない。

しかもこの小さな町に中学校がないので、息子は9月から8年生でいきなり「高校生」。

学校の勉強は日本の小学生並みなのに、実際まだ13歳になったばかりなのに、本人の気分的にはもう16歳くらいの「ヤングアダルト」。

すっかり声変わりもしてお友達の中でも背が高い彼は自由で「クールな(*かっこいい、ってことです)」男の子ぶってます。

 

夏休みも連日友人宅に泊まり、プールパーティーをし、世界有数と言われるマウンテンバイクパークに自由に遊びに行けて、冬はガールフレンドと学校サボってこれまた北米一と言われるスキー場でスキーデートをする。

そりゃカッコいいわねー。ママには真似できんわ。

私の13歳?ダサくて退屈で親と喧嘩ばかりしていた田舎の問題児です。

 

 

そんなママの価値観は、自由でリベラルでちょっと背伸びしたカナダの子供達の世界に戸惑っています。

私もリベラルに自由に生きてきたつもりですが、「親だし」って思った途端、やっぱり真面目になっちゃう。

自分だって子供の頃、添加物の塊みたいなグロい駄菓子を食べていたのに、子供達にはそんなもの食べさせたくなくて目を光らせてしまうし、自分も全然勉強しなかったのに、やっぱり子供のアカデミックな部分も心配になる。

カナダの自由さが好きなのに、「あんたそれ、ちょっとテキトー過ぎない?」って思ってしまう(カナダはそれでもいい国です・笑)。

 

でも子供達のユニークなアイデンティティや自由で素直な発想や行動力を邪魔したくない。

 

どこまでが「のびのび」でどこからが「ほったらかし」なのか、そして「カナディアンだから有り」なのか「日本人だからこうすべき」なのか。

すごい勢いで成長してゆく子供達を目の前に、親としての境界線が見えずに言葉に詰まる日々。

 

 

でもどの国でもどの時代でも、子供達の成長に一番必要なのはママの笑顔とポジティブな愛情。

なので、悩んでも分からない時は「子供達が幸せで元気ならまーいっか。」と開き直ってさっさと寝ることにしています。

なるようにしかならないしね。

でも何かアドバイス、共感、ある方はお知らせくださいね。ニコニコ