ホンノチカラ

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埜納 タオ 『夜明けの図書館』 双葉社 ISBN : 9784575334623




一ヶ月って早いですね。ブログ、せめて一ヶ月に一回は書きたいんですけど、知らん間に時が経っている…。



私はあんまり漫画を読まないのですが、これは、前の職場のとってもとっても尊敬していた方から、「おすすめ!」と言われたので読んでみました。


新米司書のひなこちゃんが、図書館業務の一つである「レファレンスサービス」に悪戦苦闘しながら、成長していくお話です。図書館員の方なら「あー、わかる!」っていう場面がいくつか出てくると思います。自信を失くしたときにこの漫画を読むと「やっぱり図書館が好きだー!!」って思って、少し元気になれます。



ところで私が一番共感した人物は、主人公のひなこちゃんではなく、ひなこちゃんの同僚の大野さん(27歳男性)です。

ひなこちゃんは司書採用なのでやる気まんまん!!なのですが、大野さんは市役所の一般行政職員採用で、図書館へ不本意な異動。かつての同僚はもっと大きい(と、大野さんには見える)仕事をしているのに、自分は図書館で子供の相手…。図書館での仕事が素晴らしいと思えない、と悩みます。



わかるなぁーこれ。

私は他の業界からの転職で、資格を持ってたし本も好きだから…と、元々は安易な考えで図書館で働いていました。

よく言われるんです、今でも。「ラクそうでいいなぁ」とか、「誰でもできそうやのに資格いるの?」とか。

「そんなことない!!」って怒ってたんですけど、よく考えたら「ほんまに私、誰でもできることしかしてへんなぁ…」って思って、図書館の仕事って…って悩んだ時期がありました。しかし幸運にも私の周りには司書のプロがいました。その方を見て、図書館の仕事を誰にでもできる仕事にしてしまっているのは自分自身なんだと気付きました。仕事って一にも十にもなるんだと学びました。



「作家になりたいと思ったのは、作家になってからです」という文を見たことがあるのですが、そのときの私の気持ちはまさにそれでした。私は既に司書という肩書でしたが、司書になりたいと思いました。



今でも司書になりたいです。そして、それとプラス、私は図書館の空気を作りたいです。