思う存分厄を祓い終わったあと、栃木の旅先案内人・こぼりんと待ち合わせ。

毎年お世話になります。

お目当ての足利市にあるココファームワイナリー を目指します。


リンク先のHPを見て頂ければお分かりなのですが、ここはこころみ学園という、知的障害者の方の働く場所です。

以前特殊学級の教員をしていた学園長の川田氏が、ともすれば、社会参加をすることのない知的障害者の方に、ぶどうを栽培して体を鍛え、そのぶどうで商品を作って売るという、いわばフツーの経済活動を実践してもらおうと作った学園です。

ぶどう作り、ワイン作り、その他の商品作り、全てにわたって知的障害者の方の手によって丁寧に作られています。


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冬ははげ山になっているぶどう畑。


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ワイナリーを見学させて頂きました。

ぶどうをつぶしてしぼるマシンです。


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ベルトコンベアに乗ってやってくるボトルに、ひとつひとつラベルを貼っていきます。

もちろん手作業。

ワタシとしては、気の遠くなる作業です…


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絞ったぶどうを発酵させるためのタンクです。

ひとつのタンクでボトル1万本分だったかな?

失念してしまいましたが、とにかくすごい量のワインが作られます。


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暗くてよく分かりませんが(笑)、ワインをねかせるためのオークバレルです。

オークのなかで、おいしく、おいしくなります。


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ワイナリー見学が終わり、ランチ♪

ワタシは野菜カレーを食べました。

もちろんワインも頂きながら…。

ワタシが飲んだのは、「第一楽章 2002」という赤ワイン。

ボトルで買うと、5000円もするお品です!(グラスなら1杯800円)


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500円で、5種類のワインを試飲することができます☆

少しずつではあるけれど、これだけ飲めば、十分でした。


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その結果、ワタシはこんなに多くのお土産を買ってしまいました(笑)

うち2本は、ノンアルコールのぶどうジュースですが…

もちろん宅急便で自宅まで送ってもらいました。

夫がびびってました(笑)


園長の川田先生の試みに、とても感激しました。

素晴らしいことを実践されておいでだと思います。

特別変わったことをやっているわけではない、健常者から見れば普通の経済活動だけれど、障害を持つ方には閉ざされている社会。

その扉を開き、障害があっても、または障害者だからこそ向いている仕事を作り、仕事をまわし、喜ばれる商品を作り、売る。

変わったことをされているわけではないけれど、いたく感激してしまったワタシです。

毎年12月あたり〆切で、「木を植える人」会員を募集しているようです。

1万円を払って、ぶどうの木のスポンサーになるそうです。

そしたら10年間、毎年1本のワインが送られてくるそうで…。

そういうのも楽しそうだなーと思い、今年の年末まで覚えていたら(笑)、ぜひともぶどうの木のスポンサーになりたいと思います。


ワイナリーを見学したり、職員の方からお話を伺ったりして、多くのことを考えました。

一番強く思ったのは、この社会は健常者が多く、健常者中心で廻っているけれど、障害があっても社会の一員として暮らせるんだということ。

人間たるもの当然という感じもしなくもないですが、なんというか、実感を持って感じたのは初めてです。


またいつか訪れたいなーと思います。


そして、ワインは上記HPから通販で買えますよ!(笑)