私のことを近くで見てた訳ではないのに、期待や見返りを求めているなんて言われたくない。

 人間って…本当に悲しい時は涙も出ない。それを私は知った。本当にどん底まで落ちた。泣いたら楽になると何回も言われたけど、私は涙も出ないくらい傷ついてた。

 助けて 誰か私のことを助けて

 そんな言葉さえ口にできない程の苦しみ。悲しみ。怒り。心が血を流しているような気持ちだった毎日。

 その何年間かを乗り越え、私は存在している。今でも人間不信は治らない。傷つくのが怖いから。人と接すれば、その時は頑張っても後で疲れ果てている。

 病気になどなりたくなかった。

 薬から離れられない自分になどなりたくなかった。

 口先だけの同情や、わかったふり。

 上から目線の言い方。

 自分が病気になってないからわからないんだ。自分は幸せだからわからないんだ。

 同じ病気になってる人がもし読んでくれたら理解してくれると思う。

 本人だって頑張ってないわけではないし、一生懸命戦っていること。

 同じ病気で家族や上司、友人。周りの人からの言葉で傷ついてる人がいたら…私は言うよ。

 あなたの代わりに私が言う。

 『なりたくて病気になった訳ではない…。信じた人達から傷を負わされ心から血が流れるような思いをしてもまだ自分と戦ってるんだ!それも理解できないで、立派な言葉ばかり並べないで!』

 …うつ病って誰もなりたくてなってなんかない…