絢子農園備忘録 ① ~農、はじめます~ | 矢野絢子オフィシャルブログ「矢野絢子の生態系観察所(仮)」Powered by アメブロ

絢子農園備忘録 ① ~農、はじめます~

 
「そうだ、農やろう。食べ物作ろ」

と思い立ち、その日のうちに「滞在型市民農園クラインガルテンしまんと」 https://kleingarten-shimanto.com/
の管理人をしている友人に連絡をして、後日会いにゆき畑を借りた。
1年で12,000円。
家から車で小一時間かかるけど、
放って置いてもアホほど育つで有名なミントでさえ枯らした経験を持つ恐るべき私、
知識も経験も才能もおそらくゼロ、いやマイナスのスタートなので
経験豊かな先輩たちのもとで、まずは1年レッツトライ!
 
 
いろいろ本を買いあさって読んだりしたけど、書いてあるワードもわからないし、頭に入ってこない。
想像だけはうんと膨らませながら、いつもの根拠のない自信とワクワクに導かれてやる気満々。
安心安全な食べ物を、自分で作ることでなんか、生きることにもっと地に足つけたい。
目指せ半農半芸、ゆるゆるゆるりと自給自足も夢でなし。

・なるべく手をかけずおおらかに、失敗にくじけず、楽しんで遊びながら続ける。

をモットーに。絢子農園立ち上げました。(これほぼ人生の教訓と同じだな)
このブログ内で、私のための備忘録として作業工程、観察日記など記録してゆく。
 
★10月23日に畑の畝(うね)作りと種まき、苗植え。
我が両親も土いじり大好きなので、張り切って協力してくれることに。
有難いことに、管理人の「鳩オヤジ」こと「ガバチョ」氏が、畑の土に肥料をまいて、
トラクターで耕しておいてくれた!ので、面倒な草引きもショートカット!
「それで、次は何をしたらいいの?何が必要???」
恰好だけはやる気満々ファーマー絢子と母みさえ。
大体のことは何でも知ってる超絶せっかちの父イトチンを無視して、ゆっくり教えてもらう。

1.石灰を畑にまいて、小さな耕運機で耕して土と石灰を混ぜる。(有機石灰ひとふくろ20キロ500円)
 ・畑の土は、育てる作物によってphというのを変えて整えるらしい。
 ・石灰を入れてアルカリ性に傾かせる。(入れすぎると土が固くなるらしい)
 ・私たちは野菜を作りたいのでph6.5くらいがちょうどいいらしい。
 ・ここはもとから畑なので、土はふかふかだったけど、新たな固い土地をふかふかにするのはとっても大変そう!
 ・ミニ耕運機はぐっと手前を地面に押し付けて、うわべだけでなく深く耕すこと。
 
2.畝づくり
 本の中でもこの字がどうしても読めなかったのだが「うね」と読む。
 読めたけど、覚えられず「おね」とか「みね」とか間違う。「うね」だ「うね」。
 ・畝の高さが高いほど、水はけがよくなるので、逆に雨量の少ない冬場は低めの方がよい。
 (今回はだいたい10センチくらいに)
 ・ダイコンなど下に伸びるものは畝を高く(20~30センチくらいにした)
 ・畝をまっすぐ作るために、糸やヒモを張ったりするけど、今回は持参してなかったが
  先輩たちがその辺にあった長い棒を置いてくれて、だいたいでまっすぐ。
 ・畝を作るための平ぐわ、軽くて30センチ幅くらいの。(ガルテンのものを借用。1日100円)
 ・土を切るように、力を入れずに。通路を掘った土を畝の上に被せて、ある程度の高さにまでなったら
  レイキという横にながーい棒がついた棒で表面をならして平らにする。(あまり畝をとんとん叩いて整えなくてもいい)
 
畑で作業していたら、ガルテンの住人さんや、ガバチョの奥方ポワンちゃんも来てくれて、
みんながやさしく見守ってくれたり、コツを教えてくれたり、手を貸してくれたりして、とっても楽し嬉し安心。
管理人なのに畑に全く興味がないで有名なガバチョも、私の人生初の畝づくり、平グワに苦戦する姿を見かねて手伝ってくれる。
その作業の手際のよさと美しさに感動&尊敬!!さすがさすが!

3.種と苗を買う
ポワンちゃんに近所のコメリ(農業用ホームセンターみたいなとこ)に連れて行ってもらい、種を物色。
死ぬほど種類があって、何を植えたらいいやらグルグル。
植えたい野菜の種の裏をみて、種まきの時期、収穫の時期、などを確認して、あとはお値段を見比べて。
驚いたのはほとんど外国産の種ばかりなこと!
今回は10月中旬まで植えられるもので、
ダイコン、小松菜、かぶ、ニンジン、そら豆。それから玉ねぎ2種の苗100本を購入。総額¥2200
 

3.マルチを敷く・苗植え・種まき
 ・石灰を撒いてすぐ作物を植えられるものもあれば、寝かせる必要のあるものも。
  今回使った石灰は土に混ぜた後すぐに作物を植えられるやつだった。ラッキー。
 ・マルチとは薄い黒いビニールの巻物。種や苗を植える穴が開いてるものも開いてないものもある。
  (今回は穴あき厚さ0.02横95×縦5m¥980)
  雑草が生えるのを防いだり、冬場に土の温度を保ったりしてくれる。
 ・マルチはびらびらと強風で破けたりするので、端に土をかぶせる。
 ・畝をマルチで覆ったら、でっかいホッチキスの芯みたいなものを土にぶすりぶすりと刺して止めてゆく。
  (マルチを止めるもの色々売ってるけど、今回はその辺にあったハンガーの針金で作ったみたいなやつをお借りした)

 
 ・まずは玉ねぎの苗植え。マルチの穴の下の土に2センチくらいの穴をあけて、
    玉ねぎの苗の下の白いところが見えるくらいに浅く植える。
  浅すぎてびっくり!すぐ倒れるけど、水をあげると立つらしい。ちょうどひと畝で玉ねぎ100本!
  うんと小さくて、捨てそうな弱弱しい苗も捨てずに植える。小さな玉ねぎがなるらしい。
 
 
 ・次の畝もマルチを敷いて、ダイコンとそら豆の種をまく。
  ダイコンはひと穴2粒ずつ、そら豆は大きなそら豆の形の種を1粒ずつ。これも1,2センチの穴にまき、浅く土をかけるだけ。
  種の色が想像よりずっとグロテスクな色で驚いた。(ダイコンは紫色、そら豆は青色)これはなんかの保護剤?を塗っているらしい。
 
 ・にんじん、かぶ、小松菜はすじまきなので、マルチはせずに、畝の上に棒で薄く溝を作り、それにぱらぱらと種をまき、浅く土をかける。
 ・すじまきの場合、芽が出て育ったら、育ちのよいものを残して間引きする。
 
 
おいしい野菜ができますように、いや、おいしい野菜ができます!と願って植えたので、おいしい野菜ができるに違いない。
あとは、全体にホースを水をかける。(消防署のホースみたいに水の勢いがよくてびっくりした)
翌日は雨の予報なので、そんなにたくさんかけなくてもよいかな。農具を洗って、長靴を洗って、片づけておしまい!

 
10時半くらいから午後の3時過ぎまで、4時間ちょっとでこんなに作業が進むとは思っていなかったのでとっても嬉しい。
ガバチョ、ポワンちゃん、榎本さん、梶さん、ありがとうございました!
ガルテンのお隣ではコスモス畑が満開一歩手前、という風情。
今週末にはコスモス祭りを開催するそうですよ。楽しそう!
 
次回に私が行けるのはツアー終わりの3週間後!
絢子農園がどんなになってるのか楽しみだなー。