[椿]と言う字は・・
「木」偏に「春」と書いて『つばき』と読みますね


冬の寒さに耐えて春に咲く、とても強く凛とした木であり花です


今回、この曲を作っていくときに私の中でいくつものこだわりがありました。


その一つが・・

1年を通して「『五島に咲く椿』は島を守り、島の人達と常に共に生きている・・」
冬にだけ強いのではなく、この暑い夏もふくめ 一年中、風から島を守っているのです。


今回のように強い台風のような風もあれば、そよそよと吹く南風、気流の影響による北風やその季節ごとに吹く風。

その全ての風から防風林の代わりとなって「強い葉っぱの木」(強葉木〜つばきと読む〜)は島を護る大きな役割もしています。


そんな、島に吹く全ての風のイメージをアレンジの中に取り入れたくて、イントロには絶対に入れたいと思っていた音があったんです。


その一つがパンフルート。
少しオカリナに似た感じの音ですが、春夏秋冬を通して聞いても違和感のない風のイメージがパンフルートの音だったのです。

だから、今の暑い夏に『五島椿』を聞いて頂いても寒い時期に聞いて頂いても季節感が限定されないような音楽に仕上げられたのだと思います。



初めてシングルとなった私自身の作詞作曲の作品までの道のりは決して楽なものではありませんでしたよ・・


言ってみれば、楽器や専門的な音については素人同然ですもの。

それを、アレンジャーの先生にイメージをお伝えする・・と言う作業はそれはそれは大変でした。




知らないなりにも、懸命に島のイメージ、歌のイメージ、椿や島の人々、トータル的な曲の世界観など私の中のイメージがありましたからね。



その一つ一つの紐をしっかり解いて作り上げて行ったのです



詢子。




https://youtu.be/8bOmEMT5R6E