おはようございます


今日は父の命日です。

あの暑かった夏から27年の歳月が流れました。

母が27年前の7月25日に亡くなり、その時は兄からの留守番電話のメッセージで訃報を知らされました。


父が亡くなった27年前の今日は、当時 妹と同居していて『夕霧海峡』発売直後でしたがその日はオフでした。

久しぶりのオフだったので妹とカーテンを洗ってレールにレースを付けているときに、訃報の電話を受けました。


母を亡くした哀しみを抱えたままの訃報は・・


正直なところ、母の時よりもかなり冷静で機械的に荷造りして新幹線に乗って実家にたどり着き、父の顔を見ても眠っているようで、全く実感もわかず40℃近い灼熱の暑さがまとわりついて、母の葬儀の延長の様な感覚でした


葬儀の次の日から目が回るようなハードスケジュールが待っており、哀しみを忘れるかのように必死にお仕事をしていたと思います。



父が亡くなったと実感するのは、本当にずっと先でした。

学校以外は、ほとんど父と過ごした幼少期から青春時代。

私の全ては詩吟であり父でした。


父がいなければ今の私はありません。

厳しくて怖くて頑固な父が私に教えた事が今の私を作ってくれたのです。



父の意思を継いで5年前から始めた詩吟教室。

父が残した教本をもとに指導者となってみて初めて父の詩吟への情熱、私に対して抱いていた望みを知ったような気がします


父のような指導者にはなれませんが、父が目指したものを私もしっかり見据えて、丁寧に継承していきたいと思います。



この写真は日本武道館で全国吟剣詩舞道大会の『合吟』の部でお弟子さん達が出場された時の写真です。

あの時の父はとても嬉しそうだったなぁ〜

父の夢が一つ叶ったときの瞬間でした。


私の生徒さん達が、いつかこの大きなステージで吟じてくれる事が私の一つの大きな夢でもあります。


私にとって偉大な父。

これからも、父の存在を感じなから歌の道も吟の道も、そして人として真っ直ぐな気持ちで頑張って参ります。


これからも、見守っていてね


悦子。