壮絶！義父の家を片付けた話

こんばんは

幸せ住空間セラピスト☆古堅純子です

今日朝書いたブログ

お義父様の家を片付けてガンが消えた話

実は一ヶ月前に私の元に届いたメッセージには

夫の実家を突然片付けることになってしまった嫁の一大騒動記が

赤裸々に綴られていました

その時は読んでて私が疲れてしまったので

ゴメンナサイ

封印してしまいましたが

今日は再びその時のメッセージを読み返し

頑張った生徒さんを改めて讃えてあげたいな～と思ったので

読者のみなさんにも特別に教えてあげますね

先生には2012年の2級講座でお世話になって以来、数回の講演にお邪魔している私です。そして今日は、先生に聞いて頂きたいことがあり、やっと念願の初メールを書いています。

実は、今年80才になる義父が4月の初めに体調を崩し入院しました。そこで癌が見つかり、すでに多臓器転移のある“末期” という状態でした。

10年前に義母が亡くなってから、近所でひとり暮らしをしていましたが、身の回りのことはこれまで通り一人でこなし、調理の仕事をしていた為に食事にも困っていない様子でした。

定期的にTELで様子を聞いたりはしていましたが、私達夫婦が世話を焼くことを遠慮してか、いつも「大丈夫です」と他人行儀な返事。訪ねて行っても、用件は玄関で立ち話で済まされていました。

数年前からは茶飲み友達(義父は“俺の彼女”と呼ぶ...。)も出来、嫁の立場では、これ以上なかなか家の中のことには踏み込まない様になっていきました。

「元気なうちは父の好きな様にさせておこう」と、話していた矢先の病気発覚。

そして、入院の為の荷物を取りに暫く振りに留守中の家を訪ね、そこで私達は目を疑う“惨状”を目の当たりにしてしまったのです。

本当にお恥ずかしい話ですが、TVでよく見るまさにゴミ屋敷！

ベッドの回りには物が溢れ、飲みかけ食べかけの物がそのまま放置され、窓という窓には全面結露によるカビがベッタリ。

冷蔵庫内にはラップもかけられず無造作に押し込まれている肉がサラミの様になり、カビの生えた食材が悪臭を放っている状況でした。

そして、それらをすべて処分した後には、手をつけられない程汚れまくった庫内があらわに!!

押入れには、敷く場所もないのに合宿所の様な布団の量...。しかもすべて、粉砂糖でも振り掛けた様な真っ白なカビ。

風呂も洗面所もトイレも...昨日まで人が暮らしていたとは思えない現状が広がっていました。

家が呼吸をするどころか、私達も息が出来ない程でした。

義父の病気は重篤とは言え、急性期の病院では一旦治療が済めば退院させられてしまいます。施設入所も選択肢のひとつでしたが、こんなゴミ屋敷でも家に戻りたいという義父の希望が強かった為「これはチャンス!!」と、一大決心をしたのです。

共働きをしている私達ですが、退院日という期限が決まった以上、空いている時間のすべてを使い、不要品の処分と掃除に明け暮れました。

「純子先生～助けてーー!!」と、何度叫びそうになったことか...。

これまで義父は3回の転居を経験していますが、その都度何の処分もせず、ただすべての物を移動してきただけ。

引っ越し業者に頼んだ為にそれこそ、年代物のスーパーの袋から割り箸スプーン、大量の小袋の醤油まで、そっくりそのままキッチンの引き出しに突っ込まれていました。

ベランダの物置からは、映らないアナログTVが3台も出て来たくらいですから、どれだけ物持ちがよいか分かりますよね？

義父には申し訳ないけれど、残せる物を分別することすら出来ない状況でした。すべて運び出した跡には家の中が廃墟とかし、びっしりとこびり付いた長年の汚れだけが残りました。

元々掃除好きで片付け好き。整理収納に興味があり、先生の講座で実践できる知識を学びたいと思っていました。

いずれ、整理収納のボランティアにでも携わり人の役に立ちたいと考えていた私ですが、いきなり現場体験をするチャンスがやって来るとは思いませんでした(笑)

夫と頑張った甲斐があって、5/2にはスッキリ片付いた部屋に退院した義父を迎えることが出来ました。

大量の物を、断りもなく処分してしまったことに少々後ろめたさを感じていた私でしたが、風通しの良くなった家に戻った義父から

「ひとりでは、ここまで片付けることはできなかった。ありがとう」

と、初めて感謝の言葉を聞き、この1ヶ月の疲れが吹き飛びました。

これからは私達が手伝う日々の掃除も楽。

大切な物を探し回ることもなくなり、家に居られる限られた時間を気持ち良く過ごして欲しいと思います。

さて、そんな私...。

以前より申込んでおりました玉川高島屋での明日からの講座に参加させて頂きます( v^-゜)♪

なんというグッドタイミング!!

前回の講座には、全日程仕事の調整が付かず行けなかったのですが、身代わりに片付けに悩む友人を送り込んでおきました(笑)

ブログで講座の様子を読ませて頂いているうちに、次回こそ私も！と、全日程有給休暇をゲットしての参加です。

また先生にお目にかかれる機会に恵まれたことに感謝し、これからまだまだ続く介護生活に立ち向かうパワーを頂きたいと思っています。