こんにちは。

 

里親歴13年のじゅんこです。

 

我が家は現在8人家族。

夫・私・長男・次男。三男・双子の娘、   そして委託中の里子のいっ君。

 

いっ君はやんちゃ盛りの可愛い5歳の男の子。

 

我が家に来て3年になりました。

 

そんな彼とのリアルでゆる~い日常を    お伝えしています。

 

私の所属している里親会では

年に一度研修会を開きます。

 

今回は児童相談所の業務を

里親目線で詳しく教えてもらうという内容です。

 

 

このテーマにしたのは理由があります。

 

休日に設定した親子交流の日のこと。

いっ君とパパ・ママの3人で公園へ出かけました。

 

付き添った児童相談所の職員2人と私は

離れた場所から3人の様子を見るために

遅れて同じ公園へ向かいました。

 

 

そのとき

児相の職員の携帯に緊急保護の第一報が入りました。

 

休日の当番の職員からの連絡です。

 

赤ちゃんを保護したけれど

施設の受け入れが難しい。

委託可能な里親さんを探してほしいとのこと。

 

 

やり取りを聞いていた私が

「受け入れ可能」と伝えましたが

一点だけ問題がありました。

 

数日後に息子の高校の卒業式があり

コロナ渦の人数制限で

赤ちゃん連れでの出席が厳しかったのです。

 

 

他の里親さんに確認して

受け入れ先が決まらなければ

我が家で受け入れる事になりました。

 

それから、

別の里親さんに委託可能か確認の連絡

   ↓

児相へ報告 

   ↓

里親さんへ委託の依頼

   ↓

児相へ手続きの指示

   ↓

里親さんへ今後の流れの説明

   ↓

児相へ進捗状況の確認

   ↓

里親さんへ報告と

具体的なタイムスケジュール

 

 

他の里親さんへの受け入れが

決定するまでのやり取りをリアルタイムで見る

という貴重な経験をしました。

 

※ちなみに私には

会話が聞こえない距離まで離れて

やり取りされていました。

 

 

里親へ連絡するまでには

色々な手続きがあって委託が決まっていた。

そのことに改めて気づいた出来事でした。

 

 

そのやり取りを見た直後に

里親会で研修の企画内容の話し合いがありました。

 

「委託が決定するまで児相はどのように動いているのか、里親は知っておくべき!」

 

 

里親さんの中には

児相の対応に不信感を持ったり

里親側からの要求ばかりをする方がいます。

 

実態を知ることで敵対しない関係になりたい!

という想いがあったのです。

 

 

私が熱く語ったお陰?でアイデアが採用され

今回の研修の内容が決まった。

という経緯がありました。

 

 

研修では

・児童福祉法の内容の確認

・児童相談所のスタッフの役割分担

・児童相談所の担当ごとの業務

・里親委託の現状の説明などがありました。

 

その後、里親担当の課長が

事前のアンケートの質問をもとに

回答していくという形式で進めていきます。

 

例えば、

 

Q:緊急一時保護とは

A:子どもの安全を守るための制度。

施設・里親委託が困難な場合は

児童相談所に併設されている保護所にて保護。

 

Q:保護所の実態

A:基本的に外部との接触や外出はしない。

保護所から学校に通えないため学習支援を行っている。

常に満床で定員を超えて受け入れていることが続いている。

 

Q:児相職員はどれくらいの頻度で異動がある?

A:新卒の場合10年を目安に3か所での

経験を積むため通常3~4年で異動となる。

 

 

かなり細かいことにも具体的に答えてくれました。

 

 

知らなかったことだけでなく、

更に詳しく知ったこともありました。

 

何より児童相談所の予想を超える

仕事量の多さに驚きました。

 

 

最後に話した里親担当の課長の言葉が

強く印象に残りました。

 

児相相談所が単独でできることはない。

たくさんの人の協力がないとなにもできない。

子どもの幸せのために協力するチームとして

これからも一緒に進んで行きましょう。

 

 

本当にその通りだと感じました。

 

自分のできることはわずかですが

子どもの幸せの未来に関わる一員として

これからも出来ることをやっていくのみです。