ここまでが、「糖尿病」「膜生腎炎」「ステロイド服薬3年」っていう基礎疾患のある高齢者がコロナに感染して、死ぬまでのリアル。
日数的には50日。
最初このブログ始めた時は、まだおじーが病室で戦ってる最中だった。
ブログに全てはあげてないけど、上がったり下がったり、おじーの容態はころころ変わった。
全然元気に回復したうちらでも、8割ぐらいしか呼吸できてないんじゃないか、っていうぐらい落ち着かない日々だったな。
そんでも、全員がおじーの回復を信じて、在宅無理で施設移るならいくらかかるか、とか、リアルにお金の計算したり、在宅で人工呼吸器管理できるのか、とかプロに相談したり…。
ここ2.3年は介護が必要じゃなくても、それなりに病状が悪くなってたから、ある朝起きたら、おじーが心不全で死んでた、とかはあるかも知れないな、とは家族全員が感じてたことだけど、まさか、コロナで死ぬなんて。
最初の受診で入院できなくて、次の病院に行くことになった時、おじーからかいながら、「もう会えんかも知れんでみんな集まって。」って冗談のつもりでみんなで笑って、おじーも笑って「ほうきゃー、いってくるわなー。」って、手振って全員でおじーを送り出した。
死ぬ時も、ちゃんと集まれるように前週予行練習してくれたから、本番も速やかに全員集まれたし笑。
孫たちに右手と左手にぎってもらって、すーっといつの間にか心臓とまったおじー。
とりたてて特別な才能があるとか、尊敬する父親です!みたいなものは一切ない、ごくごく普通なただのじーさんが、こんなしっかり結束できる家族作ってたよ。
このコロナ禍で、重大な局面で家族が全員揃うことができたのは、おじーが最後に起こした「奇跡。」
まもなく、おじーが亡くなって100日。
仏教的には、亡くなった人への悲しみを断ち切って前を向いて歩いていく区切りの法要がある。
しかも、日曜日。
ねー、おじー逆算した?
また、みんな集まれちゃうじゃん笑
「ほうきゃー、来たきゃー」
「サンキューサンキュー」っていいながら、おじーも天国からみてるね、きっと。
あったかい家族作ってくれてありがと。
「サンキューサンキュー」