「お父さん、普通の酸素じゃ、生存レベル保てなくなってます。」












頭真っ白って、このこと。
先生が何言ってるか全然わからない。
2.3日前に、まもなく一般病棟にうつってどーのっていう話してなかったっけ?
え?おじー死ぬの?
やっぱ、ガチガチの糖尿患者じゃ、コロナに勝てんかったか…
よく、NHKの特集でやってるコロナ患者が苦しんでる亡くなるシーンが目に浮かぶ。
「投薬の水飲むだけでも、酸素が生存レベル保てません。」
先生のセリフは忘れたけど、要するにほんとにやばいけど、延命治療するかどうか?って話しだった記憶。
なおかつ、ここの病院にはエクモも人工呼吸器もないという説明。
さすがに今この電話で答えだせんわ。
「母と相談して、ご連絡します。」
電話切ってから、慌てておばーと相談する。
「おじー、やばいって。」
「酸素が保てないんだって。」
50年以上連れ去った夫婦、なかなかの問題児だったおじーにいろんな感情があるのは当然。
そんでも、結論はおばーが出さないかんわ。
ただの発熱だと思ったのに、まさかのコロナ陽性。
そんなに酸素レベル下がってるなら、意識朦朧としながら苦しんでるんだろうな…。
おばーと私、二人で苦しむおじーを想像しながら、辛くなる。
そんな状態で、無駄に延命しておじーが苦しむのは可哀想。
これが、うちらが出した結論。
にしても、こんなに急変するんだ、コロナって。
また、主治医から電話が入る。
そして、うちらの答えを伝える。
「そうですか。
ほんとに酸素レベルが保てないんです。
お父さんは、わしいつ出れますか?って呑気なこと言ってますけど。」
は?
意識あるんかい!?



コロナ対策これあったら安心






これ各自一個で






家族で奪い合い


