そろそろこいつの出番の季節になります。
「ミニ除湿機」
型番は「TKY-10」
今は「TKY-10H」となっていて、光触媒が搭載されています。
大きさはこんな感じ。


故障した時にバラしてはみたんですが、特に本体内部には異常は見当たらず、
また組み上げて放置していた物です。
「直すのメンドイけど、まだ働いてもらわな」

ということで、仕方なく修理にとりかかりますた。
運よく勤務先の倉庫に同型の新機種があり「TKY-10Hの方」、見てみると電源が同じなので、
我が家の故障くんを持ち込んで接続しテスト。
「ありゃりゃ~~。。。やっぱぴ電源入らんわ・・・・・」
大方の予想通り電源部分の不良と判明しますた。

「んじゃあ、電源バラすしかないじゃん」
で、この電源をバラすのがメンドイ。。。。。。。。。。。
ネジで組み上げているわけではなく、当然接着材なわけですよ、これが。
という事は、「殻割り」じゃん・・・・・

この黒い箱の中に上下のケースで挟まれるようにして電源本体が収まっています。
上下のケースの接着部分にカッターの刃を当て、ひたすら切り込んでいくわけです。
こういう面倒な作業を非常に苦手としているあっしですから、
始めのうちは慎重にゆっくりとカッターを滑らせていましたが、
時間の経過と共に「まだか?ゴルァ!!」状態になり、
予想通りケースにカッター刃で思いっきり切り傷を付けてしまいますた(やっぱりやったのねん?。。。)
んで、無事殻割りをした状態がこちら。


この状態で既にコンデンサが膨らんでいるのがわかります。


「ほいじゃあ取替えまっか」で部品を調達せねば。
秋葉に行ければ話しは早いのですが、なかなか時間が取れましぇん。
通販だとやっぱり送料が高い。。。。
「だば、秋月だっぺ?(どこの人なん??)」
で、仕事中にちこっと?遠回りして八潮の秋月へ。
元の部品と全く同じ規格の物が手に入ればいいんですが、ちょっと位違っていても大丈夫。
どうせ安物電源ですから、壊れたらまた直せばいいだけですから♪

とりあえず取り替えた部品はこちら。

レギュレータまで交換しなくても大丈夫そうだったのですが、
開いたついでだし、¥10だし(笑)で交換。
交換した状態がこちら。



そりでは最後に動作テスト。
普通に電源が入り、ファンが回ればOKっす。

はい!動きました♪修理完了っす。
かかった部品代は、しめて¥170。
まぁ、生き返ったのでいつまで使えるかランニングテストっすね。

ところで、「あんでそんなメンドイ事してるの?家電メーカー製のに買い換えればいいのに」
と思われる方もいると思います。
もちろんその辺は調査済みで、新品だと高いですが、中古だと¥6~7000で買えるようですね。
でも、そこが落とし穴。
除湿機の消費電力って知っています?
通常部屋で使われている家電メーカー製の物だと、最低でも「450W」も食うんです。
ちょっと大きい処理能力の高い物だと、「6~700W」は当たり前。
これって凄すぎますでしょ?(ゲロロロロ・・・・)

「何が凄いの?」なんて悠長な事を言っている、そこのあ・な・た。
この電力は「100Wの白熱電球何個分?」
我が家で使っている「電球型60W蛍光灯」だと消費電力「17W」ですから、
恐ろしい数の電球型蛍光灯を常時点灯させている事になります。
(夜ならめちゃくちゃ明るくなっちゃって、何処かのお店みたいざんす)

どうしても必要に迫られて部屋の除湿に使わないとならない方は別として、
機種選定の際には、このとんでもない「消費電力」を加味した上で検討される事をお勧めします。

我が家はあっしの「屋根裏秘密基地用」なので「ミニ」で十分なんす(笑)