pinocoのブログ -2ページ目

pinocoのブログ

巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

今朝目を覚ますと

世界が歪んでいた


村上春樹の1Q84みたいだなと思うが


ただ

めまいを起こしかけているだけだ



これで無理をしたら

世界がぐるぐると回りはじめ


しばらく使いものにならなくなる





自分は目眩持ちで

左側の耳石が疲れると動いてしまうらしい


そうなると頭が動くと石も動いて

ふわふわし、それが酷くなるとぐるぐる回る




主な原因は疲れとストレス

あとは肩こり首コリ背中コリetc......





しばらく目眩の症状が出ていなかったが

やはりちょっと疲れが溜まったらこうなる


わかりやすい身体だなと思うし

無理が出来ないという事も改めてわかった




仕方ない。。。。今日は一日諦めるか。。。。




いや、今日は大事な予定がある


佐治晴夫先生の卒寿記念レクチュアがある

絶対行くのだ





まずはストレッチをする

そして午前中は仕事を少しだけして
夕方まで休んでいようか。。。。





いやダメだ
一か月程前から背中が妙に辛かったし
寝違えた首の痛みが2週間以上取れないままだし


これはプロにどうにかしてもらわなければいけない
レベルだ



過去に何度かお世話になっている整骨院へ連絡し
午後から施術をしてもらいに行く


起き抜けのふわふわ感はかなり良くはなっていたが
息があまり上手く吸えない

自費治療にはなるが
こればかりは仕方がない


施術後

息が吸える様になったし
首の痛みが取れている





治療が痛いので有名な先生なのに
今日はあまり痛くなくて

「痛くなかったです」
というと

「加減しました」
という返事が返ってきた

え、絶対加減しないという話しもあったのに。。。。
いつの間にか加減してくれる様になっていた


保険が適用になればもっとありがたいなと思うが
それは仕方ないところだ



息が思いっきり吸えるようになり
今までどれだけ呼吸が浅くなっていたかを思い知った


スーパーに寄り
家に戻ると3時半を回っていた


良くなるとあれこれやりたくなる
休めよと自分にツッコミをいれながら
細々と雑用をこなす


そして






佐治晴夫先生の卒寿記念レクチュアに
行くことが出来た


「もし、今日が最後の日だったら。。。」
から佐治先生のお話は始まった



お馴染みの「ゆらぎ」の話しから

宇宙の膨張の話や
宇宙が何で出来ているかという話
更に
人間は宇宙よりも難しい元素から出来ている話し



ホットコーヒーにスプーンがつくのはなぜか

という話や


素粒子の話や


やかんのお湯が沸騰しない話しや

水が凍らない話



自分自身が存在する理由を証明するための証明の話や


太陽の中から新しく生まれた光が外に出るのは何年かかるかの話や


ゴーギャンの絵の話しや

昔のブラウン管TVの砂嵐に宇宙のなんだかが含まれている話し


松下電器との出会いの話しや


時間と空間を一緒にしたものが宇宙だという話や


まだまだ沢山のお話しがあった



そして

ヴァイオリン奏者の和波さんのバッハの演奏も

素晴らしいものだった



正直いうと、ヴァイオリンの演奏を聴くのはあまり好まないし

バッハの曲はなんとなくしっくりこなくて

わざわざそれを聴きに行くことはなかったが


和波さんの演奏するヴァイオリンは柔らかくて

好きな響きだった


バッハの曲はあまり知らないのだが




佐治先生がボイジャーに搭載した

「ガボット風ロンド」


を弾いてくれ

宇宙の彼方で聴いている様な気分にさせられた



アンコールでは

「オーロラ」という曲を演奏してくれ


オーロラが見えるようだった


和波さんは生まれつき目が見えないという視覚障害を持っている方だが

きっとオーロラが見えていると思う





今日深く心に響いた先生の言葉は



星の光は皆に平等に降り注ぐもの

だから星を見る事と

音楽を聴く事は

平和につながる



人生は人との出会い

起こる出来事との出会いで決まるとも言える

出会いというものは人生の「ゆらぎ」だ






失ったものを数えるのをやめて

今あるものを数える方が良い



流れる時間の中で常に変化し続けている

小さいカオスがあっても

死んだら変われないから元気でいましょう



そして


文明は自滅すると言われているが

善性がある事を信じたい


と、佐治先生が仰った



善性という言葉を初めて知ったが

先生のその言葉に涙が出そうになった



90歳になられた佐治晴夫先生と

80歳の和波さんの対談は


とてもほのぼのとしていて平和そのものだった



先生のピアノを聴けなかったのは残念だけれど

次は聴けるかな。。。。



佐治晴夫先生のレクチュアに行くことが出来て

幸せ過ぎる夜