主治医のブラックジャック医師が咳をしている事が気にかかる
自分が入院していた時、先生たちは休みなんかなかった
回診に私服で回ってきたり
自己輸血の血を摂るのに病棟で失敗されて
外来に下りて行くと
「先生は今日は居ないことになっているからね」
と言いながら
手術の前の自己輸血の血を採ってくれたり
朝から晩までかかる手術のあと
外来をしたり
コロナの時なんか
本当に大変だったと聞いている
命を救う医者という仕事は
なんと尊いものだと
この主治医と主治医の上司の医師を見てそう思う
診察室に入ると
まず
「向こうでの(旭川での)乳腺外科の様子はどうですか」
と聞いてくれる
先生はガンの専門医だ
乳腺外科は専門外でもまずはガンの様子が気になるようだ
今年で3年目のガンの検査はCTで引っかかてしまったこと
健側の鎖骨リンパ節が腫れていたこと
担当の医師に会えて居なくて再検査を断って入れなかったこと
担当の医師と相談してからCTの再検査を決めようと思っていたこと
この事を伝えると
ブラックジャック医師は
「CTの再検査は絶対した方が良い」
という
「リンパが腫れているからといって
ガンの再発とは限らないけれど
腫れていると引っかかったなら
3ヶ月後くらいにまた検査をして
その腫れがどうなっているかは見たほうがいい」
という
「次の旭川の大学病院の受診は10月だね
その時に主治医に言って検査を入れてもらって必ず検査して下さい」
ガンと向き合う先生の言葉には重みがある
3年前に旭川でガンの手術が終わったあと
札幌の国立病院の通院があった
専門は違うけれど
この先生のアドバイスが欲しいと思い
ダメ元で
自分の確定診断の結果を持って行き
この札幌のブラックジャック医師に
「先生だったらこのタイプのガンにどんな治療を勧めますか」
と聞いた
「僕だったら。。。。抗がん剤か放射線のどちらかは必ずする
どちらもしない理由がわからない」
という返事が返ってきた
自分はもう旭川で治療の方針を決めたあとだったけれど
もし治療を決める前に札幌のブラックジャック医師と話が出来ていたなら
もしかしたら違う治療を選んでいたかもしれない
でも、この時の自分の気持ちとしては
後悔というものはなく
信ブラックジャック医師はそういう判断なんだなと
妙に他人事として聞いていたし
そもそも
婦人科のブラックジャック医師が乳腺外科の治療の相談に答えてくれた事が嬉しかった
話は逸れるが
10年前に死にかけていた自分が
この医師目がけて札幌の病院へヨロヨロと行った
ブラックジャック医師は当時はまだ有名なドクターではなく
「どうして僕だったの?」
と最初に聞かれた事を10年経った今でも鮮明に思い出す
話を戻そう
その後旭川での主治医が代わり
放射線治療をしてもいいんだけれど。。とかなんとか言い出して(前の主治医は放射線治療は全く必要ないと言っていた)
旭川でのカルテや医者たちの混乱を実感したものだ
札幌のブラックジャック医師には「信頼」という言葉しかない
その医師の言葉にはやはり重みがある
10月の旭川での乳腺外来で主治医にCTの予約を取ってもらおうと思う
治るハズのガンを軽くみていると
取り返しがつかなくなる
ガン細胞を軽く考えてはいけない
そう思うブラックジャック医師の言葉だった
肝心の婦人科の方は
10年前から下腹部の同じところに痛みが出るが
超音波と内診をしてもらい
婦人科は問題ないということだった
ところで
こんなアイテムが待合で紹介されていた

これを履いたとしても
結局内診の時はオマタはOPENだよね。。。
そう思うとかえって恥ずかしいのではないかなと思うが
やはり違うのだろうか。。。。
友人と病院の食堂で食事を取り
ローソンのカップ珈琲をいただきながら
少しお喋りをして
あっというまにバスの時間が来たので
お別れをした
札駅は相変わらず人が多くてごった返している
ビールでも買って呑みながら帰るとするか。。。。