〇〇ちゃんのお参りの後
□□くんのお参りにも行く事になった
□□くんのお墓は自分のご先祖様達と同じ霊園にあった
□□くんが亡くなったのは令和7年
24歳の時だった
自分はデパートに勤めていた
隣のショップの男の子が
真っ青な顔で遅番で出勤してきた
「今、出勤の途中で、目の前に人が落っこちてきた。。。」
落ちてきた場所が少しズレていたら
その男の子に当たっていたとも言っていた
かなりショッキングな話しだったが
その男の子がとり肉みたいな感じのものが。。。。と割と具体的に状態を話すので
もうやめなよ
と誰かが言って止めていた記憶がある
それだけでもショッキングな話しだが
その落ちてきた人が
自分の同級生の□□くんだった事を知った時に
もう一度ショックを受けた
デパートの裏側から
□□くんが飛んだ場所を見ることができて
しばらくその場所に行くたびに
□□くんを偲んでいた
中学を卒業して
39年ぶりの再会がお墓だなんて
どういう事さ
と思うが亡くなってしまっているので仕方がない
39年ぶりだけれどお墓だけれど
会えて嬉しいよ
でもね
□□くん、なんで飛んじゃったかな。。。
なんで飛んじゃったのさ。。。。
と、問うても当たり前だけれど返事などない
〇〇ちゃんの眠るお寺と
□□くんの眠るお墓は
どちらも家からさほど遠くない
また時々二人に会いに行こうと思う
〇〇ちゃんについては
近いうちに母親も連れて行こうと思う
今回、連れて行ってくれた同級生が発する言葉に
亡くなったふたりをずっと思ってきたのだな
という瞬間が何度もあった
亡くなった人達は
生きている者たちが思い出す事で生き続ける
本当にそうだなと思う
亡くなってから
かなりの年月がたってしまったけれど
ふたりのお参りに行くことができて
良かった
命の終わりは誰にもわからない
生きている間に
自分のやりたい事をやり
会いたい人に会っておこうと思う