葬儀と美容室とバナナ焼き | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

葬儀へ行ってきた



会場が家から近いので徒歩でゆっくりと向かう


あんな事がなければ

おそらく葬儀にも行かなかった




愛鳥を亡くした悲しみの中

まさかの出来事に

流石に心が壊れるかと思った



亡くなった人をみるのは

54年生きているとまぁまぁある



だけれどそれは

綺麗に整えられた状態でというか


白い布団に寝かされていたり

棺に収められていたり


こちらも対面する時は

なんとなく心の準備が出来ている



今回は

当たり前だけれど

心の準備なんかどこにもなかった


けれども

諸々の事をやるしかなかった


いや、やるべきことをしただけだった



それにしても

こんな風に他人様のご遺体と(ある意味知人ではあるが。。。)向き合う事になるとは



葬儀の間

あの日の事を思い浮かべていた



そして

やはり胸にくるものはあったが


葬儀に行くことで

自分の中で区切りをつけたかったというか

終わらせたかった




数日前にあんな状況があったばかりなのに

だいぶ取り戻す事が出来ている


そんな自分の強さが恨めしい


崩れてしまった方が

もしかしたらどれだけ楽かもしれないのに。。。



とぼんやり思うが

これが自分なのだ


仕事へいき

LIVEへ行き

美容室へ行く


そんな日常が自分を取り戻してくれている

あの日の翌日は流石に休みをもらったが



意外と持ち直している

自分というものが本当にこわいくらいだ



冷めているというか

現実を受け入れるというか


終わった事を過去に流すのが得意なのかもしれない



今回の事でまた強さが増した気がするが


正直

このブログに書くことで

かなり頭の中が整理されている



全ての事は繋がっている





美容室へ行き

髪の毛を切って貰い


スッキリした





なんとなくバナナ焼きが食べたくなって

お店に電話をしたら


15分後に用意ができるとの事だったので
お願いした


「だるまや」さん



母親が子供の頃からの老舗のおやきやさん

お店の場所が変わったのと

予約しないと買えなくなったので

面倒くさくてしばらく行っていなかったけれど


3月に従姉妹が来てくれた時に

想い出の味が食べたい。

と久しぶりに買いに行った



母親が「10本欲しい」と言い出したのを


いつでも買いに行ってあげるから

6本にして(一人2本ずつで6本)と止めたのが懐かしい


美容室がバナナ焼きのお店と近いので

ふと思い出して

良かった




祖父母も好きだったバナナ焼き



因みにこのバナナ焼き
バナナの形はしているがバナナの味はしない

白あんが入っていて
そのあんこは他にはない美味しさだ


母親に「バナナ焼き買ってきたよ」

と言うと嬉しそうな顔をしていた




このバナナ焼きは
自分が高校生の時は一本60円程で買えたけれど

今は一本210円(税別)

少し前まで一本190円だった

ここ数年で
急に高級品になってしまったけれど

いや。。。。仕方ない


想い出の味が無くならないでいてくれる
作る人は変わったけれど(当たり前だけれど。。)

今もバナナ焼きを食べる事ができるということが
とても嬉しい事だ