術後225日
ホルモン療法191日目
春を呼ぶ日差しと雨が雪を溶かし
アスファルトが顔を出す
先月──2月9日──の朝に気がついた
口の中のグリグリは
大きく育ってきている
患側の右側である事と
昨年、センチネルリンパの転移があった為リンパ郭清はしているが、取ったリンパのうち、2つ(3っつだったかな)に転移があったこと
センチネルリンパと首はすぐ近くで繋がっているということ
化学療法はしていないし
放射線もしていない
白血球は相変わらず低空飛行
それらをトータルに考えて
ガン患者が常に恐れている
転移を疑ってしまう
そして
ガンが見つかる少し前に謎の絶不調で、首周りに謎のグリグリが出来ていた事を思い出す
当時かかっていた内科では
『グリグリがあるけれど、痩せているからだ』という意味不明の診断で
『耳鼻科に行く必要はない』
という言葉を無視していつもかかっている耳鼻科へいくと
『明らかな悪性度は確認できないけれど、心配だから、歯科でもみてもらって』と言われ
いつもの歯科へいき歯の異常がないことを確認してまた耳鼻科へ戻る
車で往復40分の距離を行ったり来たりするのがしんどかった記憶がある
その後耳鼻科で抗生剤を処方して貰い
同時に
『何か変わった事があったらいつでもきて』
という言葉をかけて貰った事が心強かった事を覚えている
因みにこの耳鼻科の医師はクセが強く、二度とかかりたくないという周りの声も聞くが
自分はこの医師の事を信頼している
性格的なものは横においておいてだが
そこをクリアできると(慣れると?受け入れられると?)良い医師だと思う
明日、耳鼻科と歯科に行ってくる
自分がガン患者だということを忘れてはいけない
穏やかな一日を