2015年巨大子宮筋腫のために
子宮全摘術後を行ったその後の記録です
2016年8月9日に書いたモノです
2016年8月9日(火)──旭川での入院8日目
窓の外は秋の空
一週間隣のベッドにいた可愛らしい笑顔のNちゃんが退院していった
嬉しいような寂しいような複雑な気持ちの自分のところに、編み物の先生が来てくれた
来月の編み物検定の受験申し込みの手続きをしにわざわざ病院まできてくれたのだ
急遽、出張講習をお願いする
いつものように、先生とああだこうだお喋りしながら勉強をしていると、もう一人嬉しい笑顔がきてくれた
彼女は、自分がソーイングスクールの講師をしていたお店で出逢った編み物講師である
この彼女が、自分に編み物検定の存在を教えてくれた
彼女との出逢いもまた必然的だったのだろう
編み物の先生は、彼女の先生でもある
3人で楽しい時間を過ごしたあと、先生が帰って行き、彼女と二人お喋りの続きを楽しむ
久しぶりに逢った彼女は自分の様子を見てこう言った
「なんか変わらず元気だからびっくりした」
「そうなの。自分でも驚いてるの。こんなことになって、要所要所で悩んだり考えたりもしてきたのだけれど、きっと大丈夫な様な気がしてならなくって。
もちろんこの9ヶ月頑張って来たんだけれど・・・
窮地に追い込まれて一瞬どーんと落ち込む事もあったけれど、そんな気持ちが続くことは不思議となかったの
あ、でも、一回だけ札幌の病院でぶちキレたわ・・・
あの時はパワー炸裂でブレスレットの水晶が真っ二つに割れたの・・・」
こう言うと、彼女は可笑しそうに笑いながら
「私も大丈夫だと思う」
と言ってくれる
また来るね、といって彼女が帰ったあと
なぜか毛糸を編みたくて仕方ない
痛かったけれどリハビリも頑張ったし先生達も会いに来てくれた
今日も良い一日だったな…
車椅子にはキティのネームプレートをぶらさげている
キティと一緒に闘っている