お久しぶりです。
もう前回の更新から2か月以上経っていることから、月日が経つのは早いな、とつくづく感じます。
職場が居づらいのは相変わらずです。ネオ新卒くんも、若干態度は軟化したものの、相変わらず何となく冷たいです。
しかも、新型コロナウイルスのせいで学校も休校になって(田舎なので、5月に休校が解けています)、行事なども軒並み中止になっているので、なかなか味気ない生活が続いています。
なお、新卒くんに会えると期待していた、高教研という先生たちの勉強会のような研修も、今年は中止です。中止の決定の知らせを聞いて、いの一番に思ったのは、新卒くんに会えないな、ということでした。
まあ、中止になるかも、という話は出ていたので薄々予想はしていたのですが、それでもがっかりしました。
そんな折、実は新卒くんに偶然コンビニで会いました。
結論から言うと、二、三言話しただけでさよならしました。
私は仕事から帰って、普段着(Tシャツにスウェット、的な)に着替えて本屋に行く途中に、ちょっとコンビニに寄ろうかな、と立ち寄った先で会ったのです。もっときちんとした服装で会いたかったのですが、まあ仕方ありません。
新卒くんは仕事帰りだったらしく、部活のジャージとTシャツでした。運動部を持っているとどうしても帰りが遅くなるのでしょう。
私は店に入った時から立ち読みをする新卒くんに気付いていましたが、あまりにびっくりして何を話せばいいのか混乱してしまい、とっさに隠れて少し様子を窺っていました。そして、新卒くんの前を通り過ぎようとしたときに、初めて気付いた振りをしたのです。
現在の学校で、新卒くんは担任をしているそうです。久しぶりに会ったのに、相変わらず彼は無愛想でした。はあ、ぐらいしか返事をしません。
私も動揺してしまい、気が利いた質問なんかは出来ませんでした。いくらか話をしたぐらいで、彼は会計を済ませて店を出ていきました。私も別に追ったりはしませんでした。
ただ、彼の姿を見て、昔(もう2年前になります)のようにドキドキする、といったことはありませんでした。新卒くんはもうこなれてしまっていて、出会ったときのフレッシュさは、いい意味でも悪い意味でも失われていました。先生になって3年目にもなると、それは当たり前のことなのでしょう。
今の彼だったら、私は恋に落ちなかったな、というのが久しぶりに新卒くんを見て思ったことでした。
仕事をするのが普通になってしまって、先生という職業が板についてしまっている新卒くんは、凄く安定して見えました。あのアンバランスな感じはありません。私は彼のそのアンバランスさにも惹かれていたんだな、と実感しました。
あの22歳の臨時講師だった新卒の彼に、36歳だった転勤したての私は恋をしたのです。
これが一年ずれていたら、もし学校が違っていたら、恐らくあの恋は無かったのでしょう。このブログだって存在しなかったに違いありません。
人との出会いは幾重にも偶然が重なっているものなんだな、と新卒くんに会って話したことで、一期一会の意味を体感したな、と思います。