「じゃぁ、ま、とりあえずかんぱ~い!」
「かんぱ~い!」チンチン♪
「久しぶり~」チン♪
「お久しぶりです~」チン♪

そう、
忘れられない夜はこんな風に一見ゆるやかなスピードで始まったんです。

でもこの時、実は…。
僕の心臓はすでに激しくハートビート!!!
女子軍幹事のヒロTは、高校時代のバスケ部の1コ下の後輩。
そして、僕が高校時代から、のべ6年間付き合った元カノはバスケ部の同級生。
つまり、、、ヒロTは僕の元カノの1コ下の後輩…。
ということは…
僕がなんかソソウしたら、元カノにバレてしまうやないの~!

恥部。
僕の恥部。

元カノの前ではあれだけ硬派ぶって、カッコつけまくりまクリスティーな僕が、こんな席で実は超お下品な本性をさらけ出した日にゃあ、そらもう…。
高校卒業後に習得した「乳首芸」をいつものノリで披露したりした日にゃあ、そらもう…。
さらに、高校のバスケ部ではキャプテンを務めた僕を、ヒロTも「キャーキャー」言いながら見つめていた1人。(←第1話参照)
「幻滅しました~。JKさんってあんな人だったんですね~」
って、年末の女バス会でそんなことを告げられてしまった日ニャー、そらもう…。

キャ~!!!
JKピーンチ!!!

って実際には、何も起こりゃあしません。

知ってます。
知ってますよ。
オチョコJKが超自意識果汁100%ってことは。
そんな女バス会で僕が話題にのぼることすらないってことは。
そもそもヒロTが僕に興味持っていないってことは。

でも、でも、
それでもやっぱり気になっちゃうんです。男の子だもん。
やっぱり元カノの中ではカッコイイままのJKでいたい!という幻想ぐらいは持っていたい!んです。カッコイイJKじゃないから振られたことは知ってますけど、そんな冷静な判断はこの際関係ないんです!

そんなこんなで始まったコンパ。
僕にとっては騒げばいいだけのいつもとは違った、特別なコンパ。
おとなしくおとなしく飲んで、かっこつけるだけつけまくって帰宅するはずだったんです。


そう、
保健室の先生の口から、あの発言が飛び出すまでは…。


(つづく)

2006/11/01