新連載。スラムダンク2 | あんなの地獄への階段

新連載。スラムダンク2

ここは千葉県印西市
(体育館からバスケの音)
ダン、ダン、ダン、キュキュッ、シュパ…『ふぅ、俺たちの年金は大丈夫なんだろうか…』
俺の名前は織田無道。
顔は三十路の小学校4年生。
女にモテたいだけが理由で今日からこのバスケ部に入部し、将来はNBAのオールスターに出場し、スター選手ともにコートで肩を並べるのが夢なんだ。
(時計は2時を指している)今日は1時から練習なんだけど、まだ誰も来ないんだ。監督さえも。
『おかしぃなぁ。時間間違えたかな?あ、ヤッベ。今、夜中の2時じゃん。昼間の1時からかぁ。そりゃそうだよなぁ』

(体育館の扉が開く音)
ギギィー
(ボーズ頭でガタイのいい人が入ってくる)
ボーズ『ちぃ~す』
無道『あ、ちぇり~す』
ボーズ『お前誰だよ』
無道『織田っす、今日からバスケ部っす。時間間違えちゃって。だからもう帰ろうと思ったんすけど、金なくて。北総線高いんすもん。』
ボーズ『そうなんだ。俺も間違えちゃったよ。ってか小学生なのに電車通いか。家どこなの?』
無道『龍ケ崎っす。茨城の』
ボーズ『遠くね?なんでわざわざ千葉の印西まで来てんの?』
無道『わかんないっす』
ボーズ『家庭の事情か。ごめんな』
無道『いや、わかんないっす』
ボーズ『なんでわかんねぇんだよ。龍ケ崎で親と住んでんじゃないの?』
無道『あ、わかんないっす』
ボーズ『誰と住んでんの?』
無道『わかんないっす』
ボーズ『…ルームシェアかな』
無道『違います!!』
ボーズ『そんな怒んなよ。まぁ、家のことはどうでもいいや』
無道『は?マジうぜぇ。お前どこ中だよ、ぶっ殺してやるよ!私の武器これなの。シャキ』(鎌を出す)
ボーズ『高花小だけど』
無道『ん…え?あぁ一緒じゃん。』
ボーズ『あれ?もしかして3組の…織田くん?』
無道『うそ?なんで知ってんの~?』
ボーズ『だって席隣じゃん』
無道『あぁ。卓哉くんか!ごめんごめん、この前消しゴムありがとね』
卓哉『やっぱ織田くんかぁ。なんか見たことある気がしたんだよ。あの時の消しゴムまだ返してもらってなかったよね。返してよ』
無道『返したよ。』
卓哉『いや、まだだって』無道『返したって言ってんだろ!』
卓哉『マジうぜぇ。死にやがれ!カシャ』(マシンガン連射)

無道『てめえ!』(鎌を振り回す)
卓哉『うぁりゃー』(マシンガン連射)
無道(蜂の巣になる)
卓哉『や、やべぇ、マジで死ぬとは思わなかった。どうしよう…そうだ!ミートホープにお願いして牛肉に混ぜておけばバレないかもしれない。』
こうして俺(無道)は、オールスター選手と肩を並べる前に、蜂の巣になって死に、牛肉と混ぜ合わせられて家庭の食卓に並んだんだ。