富山市内で男性の凍死遺体が発見されました。
以下、12月22日北日本新聞朝刊より抜粋です。
【21日午後、富山市の神通川河川敷で遺体で見つかった身元不明の男性の死因は、低体温症とわかりました。
警察は寒さで凍死したものと見て、引き続き身元を調べています。
この男性は21日午後1時すぎ、富山市芝園町の神通川右岸の河川敷にあった長さ10メートルほどの舟の中で仰向けの状態で死亡しているのが見つかりました。
警察が22日司法解剖したところ、死因は低体温症で、死後10日ほどたっていることが分かりました。
男性は年齢が60歳から80歳くらい、痩せ型で身長は170センチほど、白髪交じりの短髪で、茶色のブレザーや紺色のベスト、灰色のスラックスと黒い靴を身に着けていたということです。
また男性が着ていた服の内ポケットから見つかった小銭入れは数千円が入ったままで、目立った外傷もないことから、警察は、事件性は低く、男性が寒さで凍死したものと見て、引き続き身元を調べています。 】
12月29日現在、いまだに身元がわからない様子なので、おそらくホームレスの方だと思われます。
とても悲しいニュースです。亡くなられた男性は夜が深くなるにつれ、さぞかし寒さへの恐怖心が増していたことでしょう。
2007年、静岡でこのようなことがありました。
【浜松市で昨年11月(2007年11月)、空腹のホームレスの女性が市役所に運ばれ、福祉担当職員らが
取り囲むなか心肺停止状態となり、翌日死亡した。敷地内の路上で寝かされ、市が
与えた非常食も開封できないまま息絶えた。「すべきことはやった」と市は説明する。
だが、なぜあと一歩踏み込めなかったのか。女性の死は重い問いを投げかけている。
市によると、11月22日昼ごろ、以前から浜松駅周辺で野宿していた70歳の女性が
駅地下街で弱っているのを警察官が見つけ、119番通報。救急隊は女性から「4日間
食事していない。ご飯が食べたい」と聞き、病気の症状や外傷も見られないことから、
中区社会福祉課のある市役所へ運んだ。
女性は救急車から自力で降り、花壇に腰を下ろしたが、間もなくアスファルト上に身を
横たえた。連絡を受けていた同課は、常備する非常用の乾燥米を渡した。食べるには
袋を開け、熱湯を入れて20~30分、水では60~70分待つ必要がある。
守衛が常時見守り、同課の職員や別の課の保健師らが様子を見に訪れた。市の高齢者
施設への短期収容も検討されたが、担当課に難色を示され、対応方針を決めかねた。
運ばれて1時間後、野宿者の支援団体のメンバーが偶然通りかかった。近寄って女性の
体に触れ、呼び掛けたが、目を見開いたままほとんど無反応だったという。職員に119番
通報を依頼したが、手遅れだった。メンバーは職員に頼まれ、救急搬送に付き添った。
「職員が路上の女性を囲み、見下ろす異様な光景でした」とメンバーは振り返る。
「保健師もいたのに私が来るまで誰も体に触れて容体を調べなかった。建物内に入れたり、
せめて路上に毛布を敷く配慮もないのでしょうか」。女性に近寄った時、非常食は未開封の
まま胸の上に置かれていたという。
もう、4年前のことですから、今は改善されていることと思いますが、浜松市役所の対応には問題があったと思います。
富山市役所のホームページにも、ホームレス対応について市民からいくつか問い合わせがあるみたいですが、市役所側は自立の意思がない、本人が望んでいないという理由で、保健師による体重測定や聞き取り調査といったことをするだけで、猛暑日や厳冬期、体調不良を訴える方への対応マニュアルはないみたいです。
私にどこまでできるのかわかりませんが、これ以上、富山で凍死(餓死)する方がでないことを目標に活動していきたいと思います。