海洋堂1/20ソフトビニールモデルキット"サルタサウルス"を作ります。
この作品は、大ちゃんさん&めぐみさん主催の"ガレージキットコンペ"への参加作品であります。
まず、サルタサウルスについてご説明します。
サルタサウルスとは、中世代白亜紀後期に今のアルゼンチンのサルタ地方に棲んでいた実在の恐竜で、化石が発見されています。
竜盤目竜脚類ティタノサウルス科に分類される首の長い四つ足歩行の恐竜で、背中には防御のための装甲板を持っていました。
この装甲板で、ギガノトサウルスなどの肉食恐竜の攻撃を防いでいたと思われます。
食性は草食で、長い首を伸ばして草を食べていました。
さて、それでは製作に入ります。
まず最初の作業は、各部品に付いている不要部分の切り取りです。
組立説明書にある編みかけした部分を切り取ることになります。
これは、不要部分を切り取る前の首の部品です。
不要部分切り取り後の部品です。
全ての部品の不要部分を切り取りますが、熱すると柔らかくなって切りやすくなるので、ドライヤーで熱して、モデラーズナイフ等よく切れる刃物で切り取ります。
ナイフはカッターナイフよりもタミヤモデラーズナイフのようなタイプが切り取りし易いです。
ドライヤーで充分に熱して柔らかくなったところで切り取るのが寛容です。
冷たいままだと固くてなかなか切れませんし、手を切るなどの怪我の元になります。
他の部品を嵌め込む部分は、全て円形に塞がっていますので、この円形部分も切り取ります。
先ほどのキノコ状の部分より切りにくいですが、ドライヤーで充分に熱し、モデラーズナイフの刃を差し込んで切り離します。
円形部分を切り取ったところです。
切り取り断面は綺麗に仕上げる必要はありません。
嵌め込む部品の邪魔にならない程度の整形でOKです。
胴体部品です。
不要な円形部分を切り取ったところです。
このようにして、全ての部品の不要部分を切り取ります。
これが終了すれば半分完成したも同然、とは言い過ぎですが、最初の山場を越えた事になります。
ここまで部品が整ったら、一度組み立ててみます。
部品同士を嵌合させる際にも、ドライヤーの熱で温めて、部品同士を柔らかくして嵌め込みます。
組んでみたところです。
普段は四つ足歩行ですが、何かに驚いて立ち上がったポーズを再現しています。
また、このフィギュアが自立することも確認できました。
今回の作業はここまでです。
次回は、また熱して部品を外し、中性洗剤で離型剤を洗い流します