ハセガワ1/48"アラドAr234C-3・対艦攻撃機"を作っています。
しばらく製作記の間が空いてしまいましたが、実は機首部分の製作に難儀しておりました。
端的に言うとこのキット、普通に機首を組み上げると胴体部分と高さが合いません
もっと正確に言うと、機首部分は胴体よりも1mm強、高さが低いです。
そのため、機首の上下部品の間に厚さ1mm程度のプラ板を挟む必要があります。
コクピットを内臓し、組み上げた機首です。
この形にするまでが、実に大変でした。
上下部品の間に、0.3mm厚のプラ板と0.5mm厚のプラ板を挟んで整形しています。
接着は黒い瞬間接着剤で接着してあり、この接着剤の厚みもあるので、1mmの厚さを稼いでいます。
実は機首部分単体でも部品同士の高さが合わなかったり、幅が合わなかったりしており、詳細は省きますが、辻褄を合わせるためにかなり苦労しました。
前述した0.3mm厚のプラ板は、機首上部部品間の高さを合わせるために接着した物です。
また、上下の部品の間に1mm強の嵩上げをしたので、機首下面において部品間の辻褄が合わない所が出てきますが、これは下部部品の底面を削り上げることで対処しております。
以上のように、機首を形にするのは大変でした
このキットは、初心者は組み上げることができない、上級者向けのキットに成り果てています
窓が大きくて、とても視界の良い機首です。
窓からコクピットがよく見えます。
とりあえずここで、今回の作業は終わりにいたします。
次回は、嵩上げによって機首の各部に生じている不用な溝を溶きパテで埋めて、整形したいと思います。
言わば、機首の仕上げです。
ではまた、お会いしましょう