ドイツレベル1/72 Ⅲ号対空戦車"オストヴィント"を作っています。
今回は、前照灯の追加工作と砲塔の組み立てを行います。
まずは前照灯からです。
本キットは細部表現が大変素晴らしいキットで、手を加える部分はほとんどありませんが、前照灯だけは手を加えたくなります。
左のグレーの部品が前照灯なのですが、ヒケがあるだけでなく、ドイツ戦車特有のカバーが再現されておりません。
型抜きの関係上、仕方のない部分なのですが、タミヤのエポキシパテ(速硬化タイプ)を盛って整形します。
実はこの部品、パテが硬化してヤスリ掛けをしていたところ、パテ部分が剥がれてしまいました。
写真右上のオレンジ色のものが、剥がれてしまったエポキシパテです。
瞬間接着剤で両者を接着し、ダイヤモンドヤスリをかけて整形します。
パテ硬化前にプラ板の細切りを差し込んで長方形のヘコミを作ってありますが、この部分から前照灯の光が出ます。
ほぼ整形が終わったところです。
こんなに小さい部品なので、苦戦しました。
これを2個作ります。
車体前部の左右に1個ずつ接着し、塗装したところです。
手を加えない状態よりもグッと良くなりました。
これで、車体部分の組立てと塗装は、全て完了です。
続いて、砲塔の組立て、塗装に入ります。
砲塔下部に、弾倉ラックや空薬莢受け、座席などを接着し、塗装したところです。
砲塔内部は、組立て説明書では基本色のダークグリーンで塗るように指示されていますが、
私は錆止め塗装のままだったと推定し、タミヤアクリルのハルレッドを塗りました。
2つの座席は革張りと思われるので、レッドブラウンで塗ってあります。
口径3.7cmの機関砲です。
機関砲本体は、タミヤアクリルのメタリックグレーとラバーブラックを等量混ぜた色で塗り、補機類は基本色のダークグリーン(タミヤアクリルの濃緑色を使用)で塗りました。
カーブした細長い防楯は、表側は濃緑色、裏側はハルレッドで塗ってあります。
ちなみに、砲口はピンバイスとヤスリで開口しました。
今回の作業はこれまでです。
前照灯、砲塔内部ともに細かい作業を強いられ、時間がかかりました。
次回は、引き続き砲塔内部と機関砲の組立て、塗装を行います。
では皆さま、またお会いしましょう