一家団欒に出現する等身大の恐怖、ショッカー
ショッカーの起源はナチスドイツに遡ると言われています。
ベルリン陥落に紛れて逃走した軍人・科学者が某所で集結、
強制収容所の実験室で得た非人道的な医学技術を駆使して改造人間を開発し、総統ヒトラーの成し得なかった世界征服を目指す悪の秘密結社となりました。
当初の作戦は、改造人間=怪人が指揮を取っていましたが、仮面ライダーの活躍によって、悉く粉砕、
怪人を束ねる幹部たちが設けられました。
初代幹部 ゾル大佐
本名 バカラシン・イイノデビッチ・ゾル
元ナチスドイツ国防軍の大佐で、アウシュヴィッツ絶滅収容所のガス室を管理していました。
怪人体は狼男です。
二代目幹部 死神博士
本名 イワン・タワノビッチ
ショッカースイス支部より、作戦遅延の著しい日本支部に異動してきた怪人造りのエキスパート。
やはり、アウシュヴィッツの実験室で腕を磨き、人間の体の限界を知り尽くした医学博士です。
その正体はイカデビルでした。
三代目幹部 地獄大使
本名 ダモン
アメリカはサンフランシスコの出身。
若い頃は犯罪を繰り返し、その後ガラガラヘビの研究者を経てショッカーの幹部となった異色の男。
怪人体はガラガランダでした。
四代目幹部 ブラック将軍
本名 不明
仮面ライダーによって弱体化したショッカーを立て直すために、ショッカー首領はアフリカ奥地の密教集団ゲルダム団とショッカーを融合させ、ゲルショッカーを組織します。
その幹部に据えられたのがブラック将軍です。
元白系ロシア軍の将軍で、投降してきた赤軍の捕虜を嬲り殺しにするのを好んだという冷血漢。
正体はヒルカメレオンでした。
長きに亘る仮面ライダー1号・2号の戦いはゲルショッカーの壊滅によって幕を閉じます。
遂に姿を現したショッカーの首領。
仮面ライダー1号・2号によって倒されますが、実は替え玉で、首領は生き延び、新組織デストロンを組織します。
ここからあとは仮面ライダーV3の話なので、本稿はここで、幕を下させていただきます
(画像はお借りしました)