ファインモールド 1/72 Bf109G-10 製作記 (完成) | トリンリのおもちゃ日記
今回は、作業がパカパカと進みました。


予定していた項目、
・主脚・尾輪、照準器を始めとする細かい部品の組み立て、塗装、機体への接着、
・キャノピー枠のツヤ消し化、
・塗装のスレ剥げの再現、
・排気汚れの再現
などが順調に進み、
めでたく完成となりました。
(途中経過の写真を撮っていなくて、すみません)


早速、お披露目いたします。
ファインモールド1/72 メッサーシュミットBf109G-10 "レーゲンスブルク工場製" であります。


それにしても、スピナーの渦巻きといい、主翼前縁の波型塗り分けといい、凝った塗装ですよね。

スピナーの渦巻きにはお守りの意味があるそうですが、
主翼の波型塗り分けもお守りなんでしょうかはてなマーク

このレーゲンスブルク工場製のG-10がロールアウトしたのは、1944年の12月上旬の頃。
まだ、これだけ凝った塗装ができる余裕があったのですね。

それから4ヶ月後の1945年4月には、
こんなに単純な塗装になっちゃうんです。
AZモデル1/72のメッサーシュミットBf109K-14です。


これは、アメリカでレストアされたBf109G-10 "ヴィーナーノイシュタット・ディアナ工場製" の機体。

メッサーシュミット社レーゲンスブルク工場製のG-10とほぼ同じ外観ですが、モーターカノンの機関砲が30mm MK.108に換装されたG-10/U4になります。

主翼前縁に、しっかりと波型の塗り分けがあります。
ファインモールドさんには、できればこのマーキングも入れて欲しかったです。


さて、
今回の私の作品ですが、
正直、満足しておりません。
(満足しているのは、主翼前縁の波型塗り分けだけ)

機体側面のモットリングだけはエアブラシで塗装するべきでした。

主翼前縁の波型塗り分けはエアブラシでは難しいと思います。
こういう所は筆塗りに軍配が上がります。

でも、モットリングはボケ足が長いので、持っている口径0.18mmのエアブラシで、フリーハンドで塗るべきでした。

また、全体的にツヤ消しにしすぎたキライがあります。
一度ツヤ消しにしてしまうと、ツヤを回復させるのは結構困難です。

さらに、オリーブドラブとマホガニーを混色して作ったRLM81ブラウンバイオレットが暗過ぎました
オリーブドラブとウッドブラウンを混色して作るべきだったと思います。

そんなこんなで、今回のこの作品、
私的には、100点満点の70点といったところです。


最後にファインモールド製キットの講評をばビックリマーク

長所
・技術の最先端を駆使したと思われる、極めて正確かつ精密なプラモデルです。
・スジ彫り (外板の継ぎ目) は極めて細く、1/72スケールに見合った表現になっています。
・部品の合いは抜群に良いです。
・細かいステンシルを全て網羅したデカールが付いています。

短所
・スジ彫りが細過ぎて、重ね塗りした塗料で埋まりやすいです。
・マーキングデカールが1機分しか用意されていません。
・コクピット側面のモールドが貧弱過ぎます。

総評
・現存する1/72 Bf109G後期型のキットの中で、世界一よく出来たキットです。



さて、次回のモデリングですが、
メッサーシュミットつながりで、Me262A-1、それもタミヤ1/48を考えております。

製作は、少し間を置いて、盆休みを過ぎてからにしたいと思っておりますが…
気まぐれな私のこと、いきなりステーキじゃなかった、いきなり始めるかもしれません。
塗装は、最末期の地味な塗装を考えております。
カラフルなマーキングの作品を見たい方、申し訳ありません。
(私、地味なメカが好きなもんで…)

まずは、キットとファインモールド・ナノアビエーションシリーズ・1/48ドイツ空軍シートベルトセットを入手するのが先決です。


乞うご期待はてなマークグラサン