陸では極地のそばまで、砂漠まで。トビヘビのように空を滑空するヤツもいる。そして淡水中や海中にも棲んでいる。それも沿岸のみならず遠洋にも。
高等動物 (脊椎動物) の中でこれほど広範囲かつ異なる環境に適応した動物群はヘビ類のみであると言われています。
ヘビは人間と同じく、進化の最先端の動物なのです。
では、ご紹介いたしましょう。最強猛毒ウミヘビたちを。
3位
LD-50値 0.07mg/㎏。全世界第9位。
コブラ科ウミヘビ亜科。主に神経毒。
太平洋とインド洋に広く分布。最も遊泳力に優れたウミヘビで、外洋に棲む。
体長60~90㎝。
日本毒蛇紀行でも紹介したウミヘビです。
荒い性質で何度も咬みついてくる。
肉にも毒があり、食用になりません。
黒い背中と黄色いおなかは、毒があることをアピールする ”警戒色” だと言われています。中には、腹だけでなく背中のほとんども黄色い個体がいます。英名は ”イエローベリー(黄色いおなか)シースネーク。
2位
LD-50値 0.04mg/㎏。全世界第4位
コブラ科ウミヘビ亜科。神経毒と出血毒のミックス。
オーストラリア北部沿岸海域に生息。
体長80~140㎝
写真がほとんどなく、上の写真の個体はもしかしたら、マダラウミヘビかもしれません。
ほとんど情報がなくて英語のウィキぺディアと ”やりすぎ都市伝説まとめ” に助けられました。
毒はマムシの450倍も強いそうです。お~コワ。
1位
LD-50値 0.02mg/㎏。全世界第1位。
コブラ科ウミヘビ亜科。神経毒と出血毒のミックス。
アラビア海からマダガスカル、南アジア、東南アジアの沿岸海域 (つまりインド洋の沿岸海域) に分布。
体長1.3mほど。
このウミヘビの情報も英語のウィキぺディアから拾いました。
大型で世界最強毒の持ち主です。また、100mの水深まで一気に潜れるそうです。
毒ですが1回の咬み付きで7.9~9.0mgの毒を排出し、1.5mgでヒトを死に至らしめるそうです。
今回の章で世界猛毒蛇紀行は終わりです。
栄えある世界第1位の猛毒蛇はウミヘビの一種でした。
世界猛毒蛇紀行の企画立案は僕。さん。
執筆はトリンリでした。
それでは皆さん、またお会いしましょう
(画像、お借りいたしました)