格闘技=四角いリング、というイメージから逸脱して誕生したUFCで導入された八角形リング、オクタゴン。

当時グレイシー一族の参謀ともいえるホリオンが、「何でも有りの戦い」というコンセプトを実現させるために考案した金網の壁で囲まれたリングである。

これにより、ロープで囲まれたリングに比べ、選手の体が場外に出ることがなくなり公平性にも長けた空間で試合が展開されることになった。組み合いの格闘技において、ケージリングこそ究極ともいえる空間なのではないか。

近年では世界で様々な団体が八角形のみならず、六角形(ヘキサゴンリング)や円形のケージリング(サークルケージ)を採用している。

国内でもパンクラスや修斗等ケージファイトが主流となっているが、rizinは従来のリングで試合を行っている。UFCとの差異を打ち出すため、そして地上波放送にとって金網のリングが野蛮なイメージとして捉えられることを想定しているのかもしれない。

リングでのmmaでは、選手が場外に出てしまった時点で状況がリセットされてしまう可能性は否めない。テイクダウンや、関節を決めかけていても場合によっては無効になってしまう可能性も少なくない。ケージリングではそれらの要素はゼロになる。



rizinは国内トップ団体として軌道に乗り出しているためこのスタンスを変えることは考えづらいが、mmaにとってケージリングは合理的なのである。
金網で囲まれたリングが、一般世間に対して受け入れられ難いかもしれないが、かつてDREAMがホワイトケージを採用したように、rizinでのケージファイトもぜひ観てみたい。