レスリング世界選手権で輝かしい成績を収め、リオ銀メダリストを破った経験もある中村倫也がレスリングの世界からmma転向を宣言した。
レスリングや柔道等の組み技スポーツから総合へと足を踏み入れてきたファイターはこれまで何人もいる。
代表的な選手をPRIDE時代から挙げれば、柔道金メダリストの吉田秀彦。続くように瀧本誠や小見川道大、路線は異なったが秋山成勲。
レスリング出身では、プロレスラーとしてPRIDEに参戦した藤田和之、五輪銅メダリストの宮田和幸、そして山本KID徳郁もいる。
そして現在の日本のmmaでもレスリング経験者を挙げればかなりの選手が該当するだろう。
修斗でジャーマンスープレックスを連発してインパクトを残している倉本一真も現在進行形のレスラーだ。
先に挙げたPRIDE時代からのファイター達の戦績を考えても、五輪メダリスト=mmaでも通用する、とはならないだろう。
もちろんこれらのファイターはmmaファイターとして歴戦のキャリアを残した。その中でも自分が個人的に"化けた"と思ったのは、秋山成勲や小見川道大、そして山本KIDと宮田和幸あたりではないか。
秋山と小見川に関しては結果的にUFC参戦という実績があるが、組み技出身にも関わらず優れた打撃センスがあったこと。同じくUFCでも活躍した山本KID徳郁にしても然り常人離れしたフィジカルと運動神経でKOの山を築いた。
宮田和幸は打撃だけではなくオールラウンダーとして開花し、宇野薫やリオン武らをスタンド、グランド共に制し長年フェザー級トップファイターであった。国内で数々のファイターとトップ争いをしてきた彼こそ、UFCでの試合が観たかった一人でもある。
修斗の倉本も先日の試合では黒星を喫したが、KIDを彷彿とさせる強烈なレスリングパワーを発揮するスタイルは驚異的であり今後も活躍を期待したいところ。
今回mma転向を宣言した中村倫也が果たしてプロのリングに上がる日は来るのか。
世界クラスの選手だけに、異論はあるかもしれないがやはり大舞台での試合を観てみたい。



