(あれ?)


今日は何となくいつもより早く喫茶店に来た。

ドアを開けようとすると、いつもと何か違う。


(………休み?……でも空いてるし……)


ゆっくりドアを開けてみるけど、中は真っ暗。


(休み……っぽいな……。どうしたんだろう。)


不審者扱いされたら困るので、仕方なく帰ろうとしたとき、


「岡田……さん?」


消えてしまいそうな、微かな声が聞こえた。


「はなさん?」


奥から出てきたはなさん。


「あ…ごめんなさい、今日は休みで…札出しとくの忘れちゃって…本当に、すみません。」


そう言って丁寧に頭を下げるはなさんは、いつもと違う気がした。



不思議に思ったのは、一瞬だった。



頭を上げたはなさんがフラりと揺れた───