2025年1本目は、ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司さん主演の『PERFECT DAYS』を観ました。いろんな意味で美しい映画でした。映像、音楽、テーマどれも美しく、これといった盛り上がりや台詞が少ないのですが、そのリアルさがストーリーだけでは描けない「濃さ」を表現している、そんな作品でした。驚いたのは、画面比率が映画ではあまり観たことがない
1:33:1という比率で、最近では表現技法として増えているそうです。ほぼ正方形に近いこの比率は、なんだか箱の中を見ているようで、人生を表わしているのではないかという感じでした。感想が浅いですね。百聞は一見にしかず、気になった方は是非観てください。
作中で、ほとんど話さない主人公が「この世界は、ほんとは沢山の世界が繋がっているよう見えても、繋がっていない世界がある。」と姪っ子と話すシーンがありした。台詞が少ないからこそより印象に残る言葉でした。一体どういった意味なのでしょうか。話の流れとしては、姪っ子の母、つまり主人公の妹が娘(姪)に対して「兄(主人公)とは住む世界が違う」と言っていたことについて主人公と姪っ子が話しているという流れです。ここで言う「世界」って何を指すんでしょうか。ここでの世界は地球規模の世界ではなく、もっと身近な、いま僕たちが生きている生活範囲内の世界だと思います。生まれた場所や見た目、言語、文化が違えど同じ人間、我々人間は皆繋がっているんだ。でももっと範囲を絞ってよく見てみると、格差や環境など人によって全然違う。繋がってなどいない。実際、作中では様々な個性をもった人が出てきます。テキトーな人、何かしらの悩みを抱えた人、癌が発覚して死と向き合う人。そして主人公は、同じような毎日を過ごしている、見る人によっては寂しい人生だと思う人もいるでしょう。でも、主人公は幸せそうに生きています。
住む世界は人によって違う。ただ自分はどの世界に住みたいのかが大切なんだと思います。なんだかまとまりませんでしたね(笑)力不足です...。
ただ、誰がどう言おうと自分にとってPERFECTな日々を送ろうと努力することが幸せへの道ということですわな。